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2017年2月 4日 (土)

福島第一原発の廃炉はどうなるか?/原発事故の真相(153)

東京電力は2月にロボットを投入してデブリの状態を確かめる予定だったが、ロボットを走行させる作業用の台に穴が開いていて、計画の大幅な見直しが避けられない情勢になっている。
⇒2017年2月 3日 (金):核燃料デブリを撮影か?/原発事故の真相(152)

東電が福島第1原発2号機の格納容器内部を撮影した画像を分析した結果、推定で最大毎時530シーベルトを計測したと発表した。
が直接浴びればほぼ即死する線量で、溶け落ちた核燃料デブリを取り出す作業で、最大の障害になる。
ロボットは積算で1000シーベルトの放射線に耐えられるように設計しているというが、限られた時間で、穴を避けつつ調査することになる。
Photo_2
格納容器内で530シーベルト計測 核燃料取り出す障害に

530シーベルトがいかに強烈な線量か。
原発事故発生後に文部科学省が校庭の利用基準を「年間被曝線量20ミリシーベルト」と設定したことに抗議して、小佐古敏荘東大大学院教授が内閣官房参与を辞任した。

文科省は、児童や生徒らが1日のうち屋内で過ごす時間を16時間、校庭など屋外で過ごすのを8時間とする生活パターンを仮定。年間20ミリシーベルトに到達するのは、屋外で毎時3・8マイクロシーベルト、木造施設の屋内で1・52マイクロシーベルトと算出。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110503/edc11050300540000-n1.htm

3・8マイクロシーベルトは以下により、年間20ミリシーベルトに換算される。

3.8μSv/h=30.4μSv/8h
1.52μSV/h=24.32μSv/16h
(30.4+24.32)μSv/24h×365日=19,972μSv≒20mSv

辞任の記者会見で涙ながらに子供の安全性を訴える小佐古氏の姿が記憶に残っている。
⇒2011年4月30日 (土):小佐古・内閣官房参与が辞任/やっぱり菅首相は、一刻も早く退陣すべきだ(19)
⇒2011年5月 5日 (木):校庭の利用基準をめぐって/やっぱり菅首相は、一刻も早く退陣すべきだ(21)

線量の影響については以下にような絶命がある。
Photo_3
格納容器内で530シーベルト計測 核燃料取り出す障害に

ミリシーベルト/年とシーベル/時という単位の違いに留意する必要がある。
文字通り桁違いに強い線量を出しているのだ。
福島原発事故の廃炉・賠償費用の見積もりは既に21.5兆円と算定されている。

 経産省が9日示した見積もりでは、廃炉は従来の2兆円から8兆円に、賠償は5兆4000億円から7兆9000億円に、除染は2兆5000億円から4兆円に、中間貯蔵施設の整備費用は1兆1000億円から1兆6000億円にそれぞれ膨らむ。
福島廃炉・賠償費21.5兆円に倍増 経産省が公表

炉の実態が明らかになるに連れ、さらに高騰するのは避けられないだろう。
世耕経産相は「原発が安い」と言っているが、どこまで費用を算定しているのか?
⇒2017年1月29日 (日):不適格大臣列伝(8)世耕弘成経済産業相/アベノポリシーの危うさ(126)

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