不適格大臣列伝(12)金田勝年法務相(2)/アベノポリシーの危うさ(131)
恣意的な運用が大きな危険性を持つことは、治安維持法の歴史を見れば明らかである。
⇒2017年1月24日 (火):東京五輪のために共謀罪は必要か/アベノポリシーの危うさ(124)
その担当大臣の金田勝年法相が何とも頼りない。
⇒2017年2月 2日 (木):不適格大臣列伝(9)金田勝年法務相/アベノポリシーの危うさ(127)
大蔵相(財務相)の主計官だったほどの秀才だというが、答弁はしどろもどろだし、論点はずれている。
挙げ句には、質問封じと見られかねない文書を報道陣に配布した。
批判されて、撤回・陳謝したが、お粗末すぎるだろう。
東京新聞2月9日
どう見ても法に詳しいとは思えない。
もっとも本人は、法相というポストに不満があるらしい。
「出身官庁の財務相をやりたかったようです。最近の法相は、大臣待機組の解消ポストといわれるほど軽量級の扱いになっています。もともとプライドの高い人だけに、法相ポストをハナからなめており、もちろん必死で共謀罪の勉強をすることなどない。おまけに常に上から目線で、他人を見下しがちだから、官僚のペーパーをそのまま読むことをよしとしない。生半可な知識しかないのに、出しゃばって“断定”したりするから手に負えません。答弁に矛盾が生じ、野党が反発するのは当然ですよ」(政界関係者)
野党が辞任要求 金田法相“バカ丸出し”のルーツと地元の評判
数の力で、どんな事態になっても法案は可決できるとなめて掛かっているとしか思えない。
当然任命責任が問われることになるだろう。
東京新聞2月9日
それにしても、ふざけた内閣である。
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