原子力事業で破滅の危機の東芝(3)/ブランド・企業論(64)
原子力事業を深追いした東芝が窮地に立っている。
⇒2015年8月 2日 (日):東芝の粉飾と原発事業の「失敗」/ブランド・企業論(37)
⇒2016年1月 4日 (月):経営危機にまで追い詰められた東芝/ブランド・企業論(46)
⇒2016年5月 1日 (日):原発事業によって生じた東芝の深い傷/ブランド・企業論(52)
⇒2017年1月18日 (水):原子力事業で破滅の危機の東芝/ブランド・企業論(62)
⇒2017年1月20日 (金):原子力事業で破滅の危機の東芝(2)/ブランド・企業論(63)
「東芝「倒産」はついに秒読み段階か 〜取締役会議長が明かした内情」には、次のような記述がある。
そうした中、いま市場関係者の間で注目が集まっているのが東芝の「CDS値」。これは「企業の倒産危険度」をやり取りする金融商品で、値が高いほど危険度が高まっていることを示す。
東芝のそれを見ると、昨年12月には80台だったのが、年末の発表以降に急上昇し、一時は400を突破したほどだ。
「日立のCDS値は20台、ソニーは40台。比較すれば一目瞭然で、東芝は完全に『危険水域』に入った」(外資系証券債券アナリスト)
東芝破綻の一報をどこが最初に打つか――。
そして、ついに虎の子の半導体事業を切り売りせざるを得なくなった。
東京新聞1月28日
世耕経産相は未だに「原発は安い電源」などと言っているが、東芝や東京電力という日本を代表するエクセレント・カンパニーを破綻の淵に立たせている原発事業は、まさに亡国の事業というべきであろう。
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