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2016年12月 9日 (金)

「基礎科学は文化」by大隅良典/知的生産の方法(165)

今年のノーベル生理学・医学賞を受賞した東京工大の大隅良典栄誉教授が、オートファジーの解明に寄与したとして生命科学ブレイクスルー賞を受賞した。
生命科学ブレイクスルー賞は、アップル会長のアーサー・レヴィンソン氏やグーグルの共同創業者であるセルゲイ・ブリン氏等を設立者とする生命科学ブレイクスルー賞財団が、2013年に創設した賞で、難病治療や延命に関する顕著な研究を行った研究者に対し贈られる。
2012年には、同じくノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授も同賞を受賞している。

大隅教授の業績は、下記で見た。
⇒2016年10月 3日 (月):大隅良典氏にノーベル医学生理学賞/知的生産の方法(161)
生命の本質の一環を明らかにしたものと言えよう。

大隅教授はノーベル賞授賞式を前に、スウェーデンで恒例の記念講演を行った。
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東京新聞12月9日

講演で大隅教授は、自身の研究が、「役に立つとは思わなかった」と振り返り、基礎科学の重要性を力説した。
オートファジーは実用によって大きな効果が期待されているが、実用研究はまだ緒についたばかりと言えよう。
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謎多い「オートファジー」 ノーベル賞・大隅氏の研究最前線

実用研究に目が行きがちなわが国の行政や教育に対する強い批判を感じる。
知的好奇心をベースにしないと、真に独創的な研究は生まれないであろう。
⇒2016年10月10日 (月):応用に傾斜し過ぎている研究費の配分/日本の針路(294)
⇒2016年11月 8日 (火):教えられた通りの答だけが正解だとは!/知的生産の方法(163)

わが意を得た思いがする。

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