低迷する消費と経済政策/アベノポリシーの危うさ(98)
アベノミクスと称する経済政策は目標を達成しないことによって生きながらえている。
「道半ば」と言えば、済むからである。
⇒2016年8月30日 (火):いつまでも「道半ば」の経済政策/アベノポリシーの危うさ(95)
日銀が「2年で2%の物価上昇率を実現する」と言って実行した異次元金融緩和策いわゆる黒田バズーカ砲も目標を達成できていない。
9月21日の政策決定会合で、金融政策の目標を国債買い入れなどの「量」から「金利」に転換したが効果はどうか?
⇒2016年9月25日 (日):金融緩和政策の「新しい判断」/アベノポリシーの危うさ(96)
総務省が9月30日発表した消費者物価指数(CPI)によると、8月の生鮮食品を除く総合指数は前年同月比0.5%の下落で、6カ月連続で前年同月を下回った。
デフレ脱却、黄信号か 東京都区部の物価下落
物価下落が消費不振にあることは明らかであろう。
日銀の狙いは長期金利を0%程度に誘導することにある。
東京新聞10月1日
GDPの約6割が個人消費であり、可処分所得が上昇しない現状では消費を引き締めざるを得ない。
インフレよりはデフレの方がマシだと思っている人が多いのではなかろうか。
週刊新潮10月6日号
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