« 人口変化と地域スポンジ化への対応/日本の針路(287) | トップページ | 伊方原発3号機再稼働批判/技術論と文明論(62) »

2016年8月12日 (金)

ウナギの傾向と対策(2016年版)/日本の針路(286)

今年の「土用丑の日」は7月30日だった。
三島市はウナギの泥臭さを富士山の湧水で取り除いて提供することから、ウナギが名物食の一つになっている。
⇒2015年7月24日 (金):ウナギの傾向と対策(2015年版)/日本の針路(201)

しかしウナギが高騰していることから、最近は余りウナギを食する気にもならない。
「Wedge」の8月号が、『「土用の丑の日」はいらない』という特集記事を載せている。
「土用の丑の日」という業界最大のイベントが、密輸や密猟などの違法行為によって支えられているという。
ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されたというニュースを聞いたのは5年ほどまえであろうか。
しかし絶滅が危惧されているのは、ニホンウナギに限らない。
Photo
Wedge2016年8月号

シラスはマリアナ海溝で生まれて黒潮にのって日本にやってくる。
Photo_2
同上

黒潮が日本にやってくる手前の台湾で、日本の養鰻業者が大量に捕獲する。
シラス価格の上昇は、ウナギの価格上昇になり、消費者が負担するのだ。
そろそろウナギ狂騒曲は終焉すべきではなかろうか。



|

« 人口変化と地域スポンジ化への対応/日本の針路(287) | トップページ | 伊方原発3号機再稼働批判/技術論と文明論(62) »

ニュース」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

日本の針路」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ウナギの傾向と対策(2016年版)/日本の針路(286):

« 人口変化と地域スポンジ化への対応/日本の針路(287) | トップページ | 伊方原発3号機再稼働批判/技術論と文明論(62) »