ほとばしる無能コンビ、増田寛也と石原伸晃/日本の針路(276)
東京都知事選(7月14日告示、7月31日投開票)は、盛り上がっているのかどうか?
自民都連(石原伸晃会長)は岩手県知事や総務相を務めた増田寛也氏を擁立した。
既に出馬を表明していた元防衛相の小池百合子衆院議員が、推薦がなくても立候補すると表明していたにも拘わらず、である。
私は、小池百合子氏の政治姿勢は「No」である。
⇒2009年8月22日 (土):小池百合子氏と幸福実現党が共闘!
しかし増田寛也氏が好ましいとは思えない。
直前まで東京電力の社外取締役だというのは、余りに無節操ではなかろうか。
⇒2016年7月15日 (金):脱原発派の都知事を誕生させよう/アベノポリシーの危うさ(92)
増田氏は、実務型という触れ込みであるが、果たしてどうか?
増田さんが岩手県知事時代、不採算が問題となっていた岩手県の森林公社を整理することになったのですが、日当たりの良い条件の良い山林を県に残し、それ以外の生育の悪い山林を民間に返すという謎の施策を行っております。当然、地方行政をヲチしている人たちからすると「何だあれはという話になりますが、そんなもの高値で買い取る民間などあるわけないです。その結果、材木流通価格の値下がりなどもあり、870億円ほどの公債が残り、岩手県の一般会計から毎年25億円の支出を強いられたりしています。
増田寛也「ほとばしる無能」を都知事候補に担ぐ石原伸晃&自民都連
良く分からない人選であるが、それが自民党東京都連の判断力であろう。
石原会長はまるで小役人のようである(公務員の人、ゴメンナサイ)。
およそリーダーシップというものが感じられない。
東京電力福島第一原発事故に伴う除染廃棄物を保管する国の中間貯蔵施設の建設をめぐる住民説明会後の記者会見で、「最後は金目でしょ」と何とも身も蓋もない発言をしたことがある。
⇒2014年6月20日 (金):品位を欠く政治家にレッドカードを!/花づな列島復興のためのメモ(332)
政治とカネの問題で都知事を辞職した猪瀬直樹氏が、5年前に自民党都議(樺山たかし氏)が自ら命を絶った理由を、「都議会のドン」と呼ばれる内田茂氏への“抗議の死”だったと明かし、評判になっている。
都議会のドンに“爆弾”投下 猪瀬元知事「遺書」告発の狙い
猪瀬氏の暴露は、小池氏へのエールだと言う見方もあるらしい。
何ともクサイ田舎芝居のようだが、それが首都の顔を選ぶ選挙の実態なのだ。
増田氏は「「ほとばしる無能」と評されているが、石原都連会長も同様である。
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