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2016年7月18日 (月)

中央構造線と伊方原発/原発事故の真相(146)

四国電力は7月17日、再稼働に向けた準備が大詰めを迎えている伊方原発3号機(愛媛県)で、1次冷却水を循環させるポンプに不具合が見つかったと発表した。

Photo_2 四国電力と愛媛県は十七日、再稼働に向け最終作業が続く伊方原発3号機(同県伊方町)で、一次冷却水のポンプに不具合が発生するトラブルがあったと発表した。部品交換が必要で、四国電は「七月中の再稼働は難しい」と説明し、八月以降にずれ込むとの見通しを示した。再稼働は七月二十六日を予定していた。作業員の被ばくや、放射性物質の外部への漏えいはなかったという。
 四国電によると、十七日午前七時半ごろ、原子炉を流れる一次冷却水のポンプ内を洗浄するための純水が、専用の配管に過度に漏れ出たことが判明。この配管には若干量が流れるように設計されているが、流れを調整する部品の不具合で、短時間に数リットルが流れ込んだ。部品は今春に交換したばかりで、四国電が原因を調べる。過去に同じようなトラブルはなかった。純水に放射性物質は含まれておらず、全て専用のタンクで回収した。
 部品の交換は一般的には一週間程度で済むが、作業をいつ始めるかまだ決まっていないという。この日はポンプの調整運転中で、今回のトラブル発生で運転を止めた。県原子力安全対策課は「スケジュールありきではなく安全第一で作業を進めてほしい」とした。
伊方再稼働 8月以降に 四国電力 冷却水ポンプ不具合

原発と地震の関係について警鐘を鳴らしてきた広瀬隆氏は、伊方原発について次のように言っている。

 広瀬さんは日本列島の成り立ちや、活断層の存在が知られていない場所でも大地震が起きてきたことを紹介し、「日本は全ての土地が活断層の上に存在する。日本に原発を建てる適地はない」と説明。中でも中央構造線は日本を縦断する巨大断層で、南海トラフと連動して大地震を起こす危険性があるとした。
 伊方原発そばの海域を走る中央構造線は「太平洋側からの力を受けて傾斜している。原発の真下に向かって活断層が延びており、直下型地震が起こる」とし、「震源からの距離が近いので、(原子炉を)止める時間がないのが一番怖い」と語った。
 熊本・大分地震で震度7を観測した熊本県益城町では、上下動の最大加速度(揺れの強さ)が地表面で1399ガルだったとも説明。伊方原発の耐震設計の目安となる基準地震動は最大650ガルだが、これは水平動で、上下動は377ガルの想定にとどまる。「岩盤上に立つ原発でも耐えられるはずがない」と強調した。
「日本に原発適地ない」 中央構造線の危険強調 伊方原発

伊方原発は、中央構造線の直上に位置している。
Photo
四国電力・伊方原発1号機の廃炉申請を決定

内田康夫氏の浅見光彦シリーズの1冊に『中央構造帯』角川文庫(2011年9月)という作品がある。
いわゆる「将門塚の祟り」をテーマにした推理小説であるが、将門関連本として、村上春樹『平将門伝説』汲古書院(2001年5月)が紹介されている。
小説家とは同姓同名の別人であるが、以下のように紹介されている。
⇒2015年1月24日 (土):将門塚の祟り?/やまとの謎(98)

この本の巻末には、都県別に将門ゆかりの地とそこに伝わる史実・伝説のたぐいが列挙しされてあった。それを地図上の地名と引き合わせながら辿ってゆくと、将門が活躍し終焉した史跡は、まったく中央構造線上に重なることが見えてきて、ちょっとした感動を覚えた。

伊方原発にも「将門の祟り」が起きないうちに、廃炉すべきである。

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