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2016年5月27日 (金)

伊勢志摩サミットは選挙のツールか?/アベノポリシーの危うさ(70)

主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)は27日午前、首脳宣言を採択し、オバマ大統領と安倍首相は広島で慰霊をした。
安倍首相は前日の経済討議でリーマン危機と現在の商品価格や新興国経済を比べる「参考データ」を示し、危機再発への警戒感を表明した。
「危機」という言葉には首脳間で異論も出たが、首脳宣言は安倍首相の意向を映し、「新たな危機(クライシス)を回避するため」という表現を盛った。
議長への配慮であろう。
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東京新聞5月27日

民進党の岡田代表は、安倍首相が伊勢志摩サミットの全体会合で現在の経済状況をリーマン・ショック前になぞらえたことについて、「消費増税先送りの言い訳に使えるよう(サミットを)利用していると言われても仕方がない。非常に恥ずかしい」と批判した。
まったくその通りであって、アベノミクスの失敗が明らかになっているにもかかわらず、経済指標の良い部分は、「アベノミクスの果実」と言い、都合が悪いことは環境のせいにする。
消費税を上げる環境でないのは、世界が悪いのか?
⇒2016年5月23日 (月):消費税再延期はアベノミクスの失敗/アベノポリシーの危うさ(69)

岡田氏は、「金融機関の破綻が相次いだのが、リーマン・ショック前。(現在は)国際通貨基金の予測でも世界経済はプラス成長だ」とも述べた。
「ボクちゃん悪くないのに、みんなが悪いんだよう」という幼児のようである。
知的劣化と幼児性は分かっているけど、やっぱり恥ずかしいなあ。
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教科書問題を考える           小石川有志の会

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