浜岡原発撤退の論理と倫理(10)/技術論と文明論(56)
日本列島の地質的条件は、中央構造線と中央構造帯(フォッサマグナ)によって特徴づけられる。
東京新聞4月19日
熊本地震の16日未明の本震で震度7の強い揺れが観測された熊本県西原村で、縦ずれの正断層と横ずれ断層が約2キロの間隔を置いてほぼ平行に走っているのを、東北大の遠田晋次教授(地震地質学)らの研究グループが確認した。
同地震について、気象庁は地盤が南北方向に引っ張られる力で断層が横に動いた「横ずれ断層」型としているが、遠田教授らは、部分的に縦方向のずれが別の断層として現れたとみている。
朝日新聞5月5日
「縦ずれと正断層の組み合わせ」が国内初ということは、経験則や通説を越えた想定外が起こり得るということだ。
5月1日放映の「サンデーモーニング」で、毎日新聞記者の元村有希子さんが使っていた「未科学」という言葉が実感される。
⇒2016年5月 2日 (月):浜岡原発撤退の論理と倫理(7)/技術論と文明論(53)
「未科学」を検索したら以下のような図がヒットした。
図解ニセ科学
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