衆院補選の結果と参院選の展望/アベノポリシーの危うさ(57)
与野党が夏の参院選の前哨戦と位置づけた衆議院補欠選挙は、24日投開票が行われた。
京都3区では、民進党元職の泉健太氏(41)=社民党推薦=が6回目の当選を果たした。
泉氏のほか、日本のこころを大切にする党、おおさか維新の会らが5人の候補者を擁立したが、自民党が逆風を考慮して候補者擁立を見送ったので、大差で泉氏の当選となった。
自民党新人の和田義明氏(44)=公明党、日本のこころを大切にする党推薦=と、民進、共産、社民、生活4党が推す無所属新人の池田真紀氏(43)の一騎打ちになった北海道5区は、和田氏が初当選した。
池田氏が敗れたことで、参院選の選挙協力を進める野党は戦術の練り直しを迫られそうだという見方が多いようである。
日刊ゲンダイ4月26日
しかし、本来町村氏の厚い地盤を前提とすれば、和田氏が圧勝するはずの選挙区である。
しかも選挙期間中に発生した地震をも最大限に利用した政権を、脅かす戦いをしたのだから、むしろ良くやったというべきであろう。
有権者の関心も確実に変わってきた。
2012年に発足した安倍政権は「経済第一」を掲げ、選挙では常に「経済」「景気」「アベノミクス」を前面に出して戦ってきた。有権者もそれを争点だととらえ、安倍首相の「経済」「景気」に期待を寄せ、自民党を勝たせてきた。
しかし、北海道5区補選では、これまで安倍政権が仕掛けてきた争点と有権者の意識に、確実に「ズレ」が出てきたのである。民進党幹部が明かす。
「地元の北海道新聞が、投開票日前に世論調査をしたんですが、それによると、補選で重視する政策の1番目は『経済』ではなく『年金介護などの社会保障』が36%と断トツでトップになったのです」(民進党幹部)
安倍官邸を苛立たせる、補欠選挙の「ある調査結果」
安倍政権の詐術が明らかになりつつある。
政権と蜜月の電通の影響下にあるメディアでは。世論調査の改竄疑惑も指摘されている。
実態は以下のようだというのである。
TV新聞の世論調査は<全部>嘘です!4倍に捏造
衆参同日選は無くなったと思われるが、参院選によりいっそう野党の協力を固めて、安倍政権の打倒に進むべきだと考える。
2補選 北海道5区、自民勝利 参院選に弾み 京都3区は民進
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