虚構の経済政策の終焉/アベノポリシーの危うさ(46)
アベノミクスと称する経済政策とは何だったのか?
それが虚構・いかさまの類だったことは既に指摘した。
⇒2016年1月15日 (金):いかさま経済政策の破綻/アベノミクスの危うさ(67)
⇒2016年1月17日 (日):いかさま経済政策の破綻(続)/アベノミクスの危うさ(68)
⇒2016年1月18日 (月):いかさま経済政策の破綻(3)/アベノミクスの危うさ(69)
安倍首相が「経済の好循環」を強弁しても、実体経済が好転していないことは明らかである。
東京新聞4月2日
唯一実質的な意味を持っていた金融緩和政策も、マイナス金利にしても大した効果がないことが明らかになりつつある。
日経平均株価の2年間の推移は以下のようである。
今年に入ってからの乱調ぶりが分かる。
中国経済などの外生的要因のせいにするつもりかも知れないが、アベノミクスというものの無内容の結果と認識すべきであろう。
さすがに官邸もこの状況では消費税率アップを行うと底が抜けると焦り始めたようである。
スティグリッツやクルーグマンなどのノーベル賞経済学者を招聘して、窮地を切り抜けようとしているが、経済学においてもアメリカ頼みというところが「らしい」と言うか、情けないところだ。
戦後レジームからの脱却と叫んでも、永続敗戦論に絡めとられているのは、安倍政権側である。
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