暴力と暴言の自民党は末期的/アベノポリシーの危うさ(42)
自民党にお粗末議員が多いのは今に始まったことではないが、いよいよ末期的な感じがする。
今月18日に開かれた自民党の「農林水産業骨太方針策定プロジェクトチーム」で、山田俊男参院議員(69)がJA関係者に暴力を振るった。
山田氏はJAグループの組織内候補として2007年に初当選し、2期目。18日は党の「農林水産業骨太方針策定プロジェクトチーム」の会合で、加工食品の原産地表示についてJA全農などからヒアリングを実施。関係者によると山田氏は会合後、農業政策をめぐってJA関係者と口論になり、相手の腹部を拳で殴ったという。
伊達氏によると、山田氏は参院執行部の事情聴取に対し、「迷惑を掛け、申し訳ない」と謝罪。ただ、「相手は親しい元同僚であり、暴力という認識はなかった」とも釈明したという。執行部はさらに事実関係を確認した上で、処分を検討する。
山田俊男・参院議員、JA関係者に暴力 自民が事情聴取
親しい元同僚であったなどということが、理由になるとも思えない。
また暴言で数々の武勇伝がある大西英男衆院議員がまたトンデモ発言をした。
4月の衆院北海道5区補選の応援で現地入りした際、道内の神社の巫女(みこ)から「自民はあまり好きじゃない」と言われた出来事を紹介。「おい、巫女さんのくせになんだと思った」と発言した。朝日新聞デジタルなどが報じた。
大西氏は、神社で出会った巫女に自民公認候補への支援を依頼したが、断られたという。「巫女さんを誘って、札幌の夜、説得しようと思った」などと以下のように述べた。
大西英男議員「巫女さんのくせに」女性蔑視の発言とは
驚いたことに、この発言が出た会合では、大西氏をとがめると言うよりも、笑い声が満ちていた。
タガが緩んでいるとしか思えない。
大西氏と言えば、安倍首相に近い議員の勉強会「文化芸術懇話会」で報道機関への圧力を求める発言をして厳重注意処分を受けたことを思い出す。
しかし、自らの発言について「問題があったとは思わない」と、確信的である。
⇒2015年6月26日 (金):亡国の自民党「勉強会」の中身/日本の針路(185)
⇒2015年7月 3日 (金):大西英男という安倍チルドレンの「懲りなねえ奴」/人間の理解(15)
こんな連中を選出した有権者は己を恥ずべきであろう。
安倍政治を終焉させないと、この国はとんでもない国になるのではないか。
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