民・維新党に湧き上がる山尾待望論/アベノポリシーの危うさ(38)
待機児童問題で鋭く安倍首相を追及した民主党の山尾志桜里議員の活躍が目立つ。
まだ当選2回と言うことだが、私は民主党は自虐などしていないで、こういう人を積極的に登用すべきだ、と書いた。
⇒2016年2月18日 (木):待機児童に関し安倍首相の認識糺す山尾議員/アベノポリシーの危うさ(23)
⇒2016年3月12日 (土):匿名を理由に正面から答えない安倍首相/アベノポリシーの危うさ(35)
民主党と維新の党が合流して結成する新党の名称は「民進党」に決まったというが、斬新感ゼロである。
世論調査でも、新党に「期待する」は31%、「期待しない」は57%と、国民の期待は広がっていないと言ってよい。
新党名から「民主」の文字が消えたうえ、国民の支持も広がらないことで、民主党の若手中堅議員は、岡田執行部に対して不満タラタラだ。
「党名も綱領もロゴも変えるのなら、代表も代えるべきだ」「執行部は即刻辞任だ」「岡田代表では選挙に勝てない」と、岡田退陣を求める声が噴出している。
実際、岡田代表では、夏の参院選は苦しい。衆参ダブル選挙になったら、「民進党」は結党から3カ月で瓦解する恐れがある。自民党の伊達忠一参院幹事長にまで「党名より代表が代わることを心配していた」とバカにされる始末だ。民主党議員がこう言う。
「自民党に選挙で勝利するためには、岡田さんに代表を辞めてもらうしかない。本人は、参院選に負けたら責任を取る、と宣言していますが、負けてからでは遅い。一番いいのは、3月27日の結党大会の時、岡田代表に『私の責任は新党結成までだ』『代表を辞任したい』『皆さんで新しいリーダーを選んで欲しい』と語ってもらうことです。新しい顔を選ぶとなったら、新党に対する国民の期待も膨らむはずです」
いま、民主党議員が密かに期待しているのは、なんと、まだ当選2回の女性衆院議員、山尾志桜里(41)の代表就任だという。安住淳国対委員長代理あたりが、擁立に動いているという。
たしかに、山尾議員が新代表に就けば、「民進党」にブームが起きる可能性がある。なにしろ、衆院予算委員会に4回立ち、毎回、安倍首相をタジタジにさせている。「保育園問題」に火をつけたのも、山尾議員だ。
首相への刺客 民進党新代表に山尾志桜里議員の仰天プラン
「週刊文春」に連載中の『飯島勲の激辛インテリジェンス』は看板に偽りありで少しも辛くはないが、3月24日号に『民主“救いの女神”山尾志桜里』において、新党の政調会長に抜擢すべし、と書いている。
確かに華もあるし旬であることは間違いない。
野田佳彦のような戦犯に出る幕はない。
東京新聞3月18日
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