高尾山古墳と狗奴国論/やまとの謎(113)
保存か道路整備かで注目を集めていた沼津市の高尾山古墳に一定の方向性が見えてきた。
⇒2015年11月25日 (水):高尾山遺跡保存の方向へ/やまとの謎(109)
両立の方向性を検討する有識者協議会で、2月2日、会の結論ではないが、有識者有志の連名で「T字4車線迂回路」が推奨案とされた。
東京新聞2月3日
市長も前向きだというからほぼこの案に沿って進むであろう。
議会で決定された当初案が覆されたのは画期的であるが、現地には道路整備を前提として既に移転済みの人もいるからまだまだ調整は必要である。
保存を願ってきた者としては、是非「沼津モデル」と呼ばれるような形で最終的な決着を見せて頂きたい。
連動して13日に、「全国邪馬台国連絡協議会」の主催により、「第1回狗奴国サミットin沼津」が開催された。
1年前ならば、誰しもが「何で、沼津で、狗奴国サミット?」と不思議がられたはずだ。
狗奴国は「魏志倭人伝」に登場するクニの1つで、邪馬台国(連合)のライバルと目されている。
主催の名前からも分かるように、邪馬台国の候補地は全国に分布している。
ということは、狗奴国の位置論も同様ということである。
サミットでも狗奴国の見方はさまざまであった。
基調講演の考古学・森岡秀人氏が天竜川以東を唱えておられたが、雰囲気的には小数説であろう。
面白いと思ったのは医師の若井正一氏の「狗奴国大和説」であり、邪馬台国ならぬ狗奴国が大和にあったというのは、逆転の発想である。
いずれにしろ、高尾山古墳については分からないことが多い。
是非検討を深化させて行って欲しいと思う。
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