待機児童に関し安倍首相の認識糺す山尾議員/アベノポリシーの危うさ(23)
「保育園落ちた日本死ね!!!」――こんなストレートな怒りをタイトルにした匿名ブログが大きな話題を集めているらしい。
保育所の入所選考に落ちてしまった子供の親が、政府に対して「ふざけんな」「いい加減にしろ」と恨み言を連ね、保育所の増設を訴える内容である。
アベノミクス第2ステージと銘打った「新3本の矢」に、「夢を紡ぐ子育て支援」がある。
安倍晋三首相は2015年9月、自民党総裁再選後の記者会見において、「アベノミクスは第2ステージに入った」との触れ込みとともに、新「3本の矢」を打ち出した。新しい「3本の矢」とは、希望を生み出す強い経済、夢を紡ぐ子育て支援、安心につながる社会保障とのことであり、そのおのおのについて①2020年ごろに名目GDPを600兆円にする、②希望出生率1.8を2020年代初頭に実現する、③2020年代中ごろには介護離職をゼロにする、という具体的な目標が掲げられた。
安倍政権、新「3本の矢」登場の意味/アベノミクスの限界示す
しかし、安倍政権が本気で子育て支援をしているようには見えない。
民主党の山尾志桜里議員が安倍首相の待機児童に関する認識の問題点を浮き彫りにした。
安倍首相は昨年の講演で、「今年待機児童が増えてしまった。安倍政権発足後90万人女性の就業者が増えてたので無理もないことであります。その意味で嬉しい悲鳴ではあるのですが・・・」と得意げに話した。
それについて、山尾志桜里氏が1月13日の衆院予算委員会で、実態をもとに次のように質問した。
山尾: 「しかしね、総理、25歳から44歳の働く女性の数の推移を見るとですね、2010年から2015年にかけて、この6年間ほぼ横ばいなんです」。
ここで、議場が静まり返る。意外な話だ。25歳から44歳といえば、子育て世代だ。その世代で働く女性が増えてないというのか。それじゃあ、働く女性が増えたから待機児童が増えたという今までの政府の説明は、全く意味をなさないじゃないか、と誰もが思う。自民党側に「まずいんじゃないか」という雰囲気が広がる。
山尾: 「しかも、(25歳から44歳の働く女性の数が)2014年から15年にかけては、減っているんです。2014年は1141万、2015年は1131万。この6年で、下が大体1129万人、上が1141万人。この間で大体横ばい状態なんです。
25歳から44歳というのは、保育園に子どもを預けている大体ママの年齢層なんです。そこは女性の就業者数はほとんど増減がないんです。だから待機児童の増減とは、どう考えても原因と結果の関係にならないんです。総理いかがですか」。
安倍総理は、ようやくまずいということに気づいたようだが、もはや手遅れ。しどろもどろになって逃げるしかなかった。
待機児童が増えたのは「働く母」が増えたからじゃない! 白熱の質疑応答で暴かれた安倍総理の「ウソ」
見事である。
東京新聞2月18日
口当たりの良い「的」を示して、アベノミクスの第2ステージなどと言っても、信憑性はない。
安倍政権の欺瞞性が暴かれつつある。
繰り返しになるが、「民主党は嫌いだけど・・・」などという自虐的なポスターを作らず、こういうひとがリーダーになればなあ、と思う。
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