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2016年1月28日 (木)

分ける思考(2)類人猿分類/知的生産の方法(142)

組織活性化の方法論として「類人猿分類」というものがある。
広島県福山市に本社を置く「食」の総合プロデュース企業グループのエブリイグループで大きな成果を上げている方法論である。
類人猿分類公式マニュアル2.0』夜間飛行(2015年9月)という著書に纏められている。
著者のTeam GATHER Projectは、大型類人猿をヒントに発案した類人猿分類(GATHER)を推奨するグループで、GATHERとは、Grate Apes Teach Human Eternal Relationships(類人猿が人間関係を教えてくれる)の頭文字を取ったものである。

詳しい方法の説明は同書に譲るが、人間を「感情を、表に出すか、出さないか」「人生において大切にしていることは、追求・達成か、保守・安定か」という2つの軸によって区分する。
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このA、B、C、Dのラベルとして、類人猿を割り当てる。
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実際の類人猿がこういう性格かどうか分からないが、類人猿のラベルを貼ることにより、記憶として定着しやすい。
この手法のキモは、いくらでも細分できる対象を2軸によって4つの象限に分けることである。
事業戦略の必須ツールといわれるSWOT分析と同じである。

今年が申年であるためであろうが、2015年12月27日の東京新聞に、ニホンザルの特集があった。
分類は動いているが、現時点での生物学的位置づけは下図のようになっている。
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