原発ゼロへ向かう年に/技術論と文明論(39)
昨年は停止していた川内原発が、8発11日に再稼働し、原発0が終わった。
⇒2015年8月11日 (火):なぜ川内原発を再稼働させるのか?/日本の針路(211)
⇒2015年8月14日 (金):原発再稼働とメディアの姿勢/原発事故の真相(133)
しかし、電力は原発無しでも十分に足りているのではないか。
単に安全審査が通ったから再稼働するというのではなく、積極的な「必要性」を示すべきではないか。
原発の状況は以下の通りである。
北海道電力(1原発3基中稼働なし)
東北電力(2原発 4基中稼働なし)
東京電力(3原発11基中稼働なし他6基廃炉)
中部電力(1原発 3基中稼働なし他2基廃炉)
北陸電力(1原発 2基中稼働なし)
関西電力(3原発9基中稼働なし他2基廃炉)
中国電力(1原発 1基中稼働なし他1基廃炉)
四国電力(1原発 3基中稼働なし)
九州電力(2原発 5基中2基稼働中他1基廃炉)
川内原発1号炉(2015/08/11~)
川内原発2号炉(2015/10/15~)
日本原電(2原発 2基中稼働なし他2基廃炉)
運転中の商用原発一覧
原発に拘っていると、再生可能エネルギーという潮流に乗り遅れることになろう。
世界の趨勢は、脱原発の方向である。
⇒2015年12月27日 (日):日本とドイツの脱原発/「同じ」と「違う」(89)
しかし安倍政権は、原発立国路線に拘泥している。
⇒2015年12月20日 (日):COP21と中国大気汚染と日本の原発輸出/技術論と文明論(37)
⇒2015年12月25日 (金):高浜原発再稼働に慄然とする/技術論と文明論(38)
しかし、再稼働によって発生する核ゴミをどうするのか?
「もんじゅ」の破綻を認めないのであろうか?
⇒2015年11月 6日 (金):もんじゅは廃炉にして原発政策を見直すべき/原発事故の真相(135)
⇒2015年11月12日 (木):原発再稼働は誰のため/原発事故の真相(136)
福島原発事故の汚染水さえ統御できていないのである。
⇒2015年12月 7日 (月):原発再稼働の前に汚染水統御を/技術論と文明論(36)
今年こそ、ソフトエネルギーにはっきりと針路を定める年にしたい。
⇒2015年1月31日 (土):「この道しかない」はソフト・パスだ!/技術論と文明論(17)
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