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2016年1月 8日 (金)

金体制の終わりの始まり/世界史の動向(41)

北朝鮮の内情はどうなっているのだろうか?
韓国の情報機関である国家安保戦略研究院によれば、北朝鮮で金正恩体制になってから処刑された幹部が約100人に上るという。
金正恩第1書記の叔父である張成沢国防委員会副委員長も処刑された。
⇒2013年12月 5日 (木):張成沢北朝鮮国防委副委員長失脚か?/世界史の動向(4)
⇒2013年12月31日 (火):今年を振り返って

中国としては北朝鮮が改革開放を推進して自立してくれればと思い、中朝国境の周辺に経済特区を設けて中朝貿易を推進させてきた。
しかし改革開放に熱心だった張成沢が残虐な形で公開処刑(2013年12月)されてからというもの、改革開放の可能性は低まり、中朝関係も最悪の事態になっていた。

水爆実験という報道を受けて、韓国による軍事宣伝放送が再開された。

韓国が昨年8月、非武装地帯(DMZ)で発生した地雷爆発事件に対する報復措置として放送を一時再開した際、北朝鮮軍は即時中止を要求。DMZで威嚇射撃を行ったほか、潜水艦を多数出航させた。
 韓国の専門家によれば、北朝鮮は、放送が前線兵士に心理的な動揺を与えることを懸念しているという。放送に金正恩(キムジョンウン)第1書記を批判する内容が含まれているため、強硬な姿勢をとっているとの分析もある。
 韓国軍は在韓米軍と協力して、北朝鮮による武力挑発を抑止する考え。在韓米軍によれば、米軍側も今後、戦略爆撃機や原子力空母などの派遣も含め、積極的に韓国を支援していく考えという。韓国警察庁は8日、南北軍事境界線に接した地域の警察署を中心に、北朝鮮の武力挑発に対する警戒態勢を強化するよう指示した。
北朝鮮が前線部隊を増強か 韓国、武力挑発を警戒

国内では、格差が拡大し、賄賂が横行し、売春が増えているという。
Photo
東京新聞1月8日

まさに末期的状況であるが、こういう時には軍隊が暴発しがちである。

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