« サウジアラビアとイランの国交断絶/世界史の動向(42) | トップページ | 沼津自由大学というトライアル/戦後史断章(23) »

2016年1月12日 (火)

原子爆弾と水素爆弾/「同じ」と「違う」(90)

北朝鮮が水素爆弾の実験に成功したと発表した。
⇒2016年1月 7日 (木):北朝鮮は核実験で何を目指すのか?/世界史の動向(40)
北朝鮮政府は、「堂々とした水素爆弾保有国になり、核抑止力を持つことになった」とし、「責任ある核保有国として、敵対勢力が我々の自主権を侵害しない限り(他国より)先に核兵器を使用することはない」と発表した。

私は、北朝鮮の命運は尽きつつあると考える。
⇒2016年1月 8日 (金):金体制の終わりの始まり/世界史の動向(41)
それはそれとして、原子爆弾と水素爆弾はどう違うのか?
一言で言えば、水爆は核融合で、原爆は核分裂である。
Photo
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160107-00000095-san-pol.view-000

有名なアインシュタインのE=mcという式は、エネルギーと質量の等価性を示している。
原爆も水爆も核反応を用いる点では同じことである。
Photo_3
核融合とは?

重水素と三重水素からヘリウムと中性子ができる反応では、ヘリウムと中性子の各々の質量の和が、重水素と三重水素の各々の質量の和より小さい。
質量の一部が反応によって失われエネルギーに変換される。
それが水素爆弾の原理であり、質量の変化は大きい分、エネルギーも大きい。

|

« サウジアラビアとイランの国交断絶/世界史の動向(42) | トップページ | 沼津自由大学というトライアル/戦後史断章(23) »

ニュース」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

「同じ」と「違う」」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 原子爆弾と水素爆弾/「同じ」と「違う」(90):

« サウジアラビアとイランの国交断絶/世界史の動向(42) | トップページ | 沼津自由大学というトライアル/戦後史断章(23) »