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2015年11月 1日 (日)

安倍政権のイヤな感じ(3)日野市封筒黒塗り/日本の針路(250)

憲法は憲法遵守義務を定めている。

第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

安保法の審議の過程は、内閣がこの義務を遵守していないことを示した。
そのせいか、憲法に触れることに過剰にナーバスになっている。
さいたま市の公民館が「9条俳句」掲載を拒否するなどの動きである。
⇒2014年7月31日 (木):「九条俳句」とさいたま市教育長批判/日本の針路(16)

東京都日野市で、市の公用封筒に印刷された「日本国憲法の理念を守ろう」という言葉をフェルトペンで「墨塗り」して使った。
その画像がツイッターに投稿され、同市に全国から電話やメールで抗議が殺到する事態となっている。

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 別の箇所を消すようにという上司の指示を職員が勘違いしたとして、市は「政治的意図はなかった」と釈明に追われている。
 市によると問題の封筒は2011年までに作られた旧型で、今は保持していない環境基準ISO14000の文字が最上部にある。同市緑と清流課の課長は今年2月、課で使う分について「文字を消すように」と職員に指示。消す場所ははっきり伝えなかった。
 13年に作られた新型の公用封筒では「日本国憲法の理念を〜」の言葉がなくなっていたため、職員は、旧型封筒の憲法部分を消せばよいと勘違い。約1200枚をペンで塗りつぶし、このうち約700枚が市民への書類送付などに使われた。
東京・日野市:市役所封筒「憲法守ろう」黒塗り 抗議殺到、市が釈明

新型封筒で憲法部分が削られたのを、市は「デザインをシンプルにするため」としている。
素直に説明を受け取りたいが、昨今の風潮は真綿のように締め付けてくる感じがすることが否めない。

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