安倍政権のイヤな感じ(8)民主主義ブックフェア中止・続/日本の針路(255)
MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店が、「民主主義ブックフェア」を批判を受けて中止した。
書店員が「非公式」に開設したアカウントで、「安倍政権批判」のツイートをして批判を受けたという経緯がある。
⇒2015年11月 5日 (木):安倍政権のイヤな感じ(4)民主主義ブックフェア中止/日本の針路(251)
店側は20日に非公式アカウントを削除し、21日夕にフェアの棚を撤去。運営する「丸善ジュンク堂書店」は22日、公式HPで「弊社の公式な意思・見解とは異なる内容です」などとして、ツイートに至る経緯を調査し、棚を撤去して内容を見直した上で再開する方針を示した。広報担当者は「フェアのタイトルに対して、陳列されている本が偏っているという批判を受けて、店側が自主的に棚を一時撤去した」と説明する。
ジュンク堂民主主義フェアを見直し 店員ツイートに批判
同書店は、11月13日、ブックフェアを再開したが、フェアのタイトルを、以前の「自由と民主主義のための必読書50」から、「今、民主主義について考える49冊」に変更した。
選書内容も、安保法制の反対デモを国会前で繰り広げた学生団体「SEALDs」による『SEALDs 民主主義ってこれだ!』などの本を外したものに変えた。
選書の自由は同書店にあると言えよう。
しかし、圧力に屈した印象は否めない。
私は、「必読書50」に入っていて「考える49冊」から外れた本に興味が湧く。
朝日新聞デジタルによると以下のようなタイトルである。
丸善ジュンク堂、民主主義フェアを再開 外された本は...【前回との比較一覧
今はこういう本が圧力を受けるのだと理解しよう。
安倍政権が続けば、発禁処分が復活するかも知れないが、どうやら安倍政権は来年夏の参院選までもたないのではないか、という観測も出始めたようだ。
「選書が偏っている」などと批判を受けて中断していた民主主義に関する。
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