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2015年10月 9日 (金)

「働き方革命」とは何か?/日本の針路(242)

Wedge10月号が「働き方革命」という特集を組んでいる。
リードは、以下のようである。

在宅勤務、朝型勤務、ゆう活……。企業や官公庁が続々と「働き方改革」を実施している。旧態依然の「ニッポン株式会社」に、こうした働き方は根付くのだろうか……。

確かに働き方を示す用語が賑やかである。
働き蜂と評されることの多いサラリーマンであるが、何が問題なのか?
年間の総労働時間は下図のようである。
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Wedge10月号

フランスやドイツに比べると多いが、アメリカ、イタリアとは差がない。
問題は労働に対する実際の裁量がどの程度あるかということではなかろうか。
年休取得日については下図のようである。
Ws000000_2
Wedge10月号

制度があっても実際に休暇を取得できていないのだ。
10月2日の日本経済新聞コラム「春秋」に以下のような文章があった。

・・・・・・信用金庫勤めの主人公は同僚と語りあう。会社は私たちを粗末に扱っていないか? その扱いに慣れなかった私が悪いのか……。▼放映から12年。働く意味に悩む女性たちの琴線に触れるのか、今もDVDが売れ続ける。何かひとつ要望を聞こうという上司に主人公はいう。「ほめてもらえますか?」。助かってる、ありがとう、これからも頑張ってくれ。そうした言葉が欲しい、と。賃金や肩書よりも、人としてまっとうに扱う大事さを作品は訴える。

これを読んで、マズローの図式を思い浮かべた。
Photo
⇒2011年2月28日 (月):モチベーションを持ち続けるためには?/闘病記・中間報告(22)

私たちは他人から認められたいという欲求を持っているのだ。
東京新聞の「私の東京物語」に登場する進士五十八(元東京農大学長)さんの10月6日の回に、明治神宮の森作りを指導し林学者・本多静六の言葉が引用されている。

人生の最大幸福は職業の道楽化にある。

なかなか到達し得ない境地であるが、含蓄のある言葉だ。
本多静六は、蓄財の理論と実践で有名だった人だ。
投資家として巨万の富を築いたが、退官を機に匿名でほぼすべてを教育、公共の関係機関に寄付した。

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