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2015年9月20日 (日)

安倍首相の功罪/日本の針路(232)

安保法案が強引に可決された。
その審議のあり様についてははなはだ遺憾に思うが、強引なだけに一種のショック療法のような効果で、戦後70年あるいは日本の近代化の過程について、あるいは憲法の役割について考え直す機会となった。
私自身戦後過程は人生そのものであるが、明治以降の歴史については学校の歴史の授業では時間切れのような印象を否めないし、憲法についてはまともに勉強した記憶はない。
改めてそういう機会を持てたのは、ひとえに安倍政権のお陰である。
それは必ずしも私だけではないだろう。
政治的関心が薄いと言われていた若者の間に関心が深まったことは「良きこと」であろう。
その意味では安倍政権の功績は大きい。

もちろん実際には法治主義、立憲政治を無視した安保法案は大きな問題である。
003
東京新聞9月19日

安保法案は一応成立したが、それで終わりではない。

 19日未明に成立した安全保障関連法を巡り、憲法との整合性や海外での自衛隊活動の拡大に関する与野党論戦は今後も続く見通しだ。与党幹部は国民の理解を得るため、今後も説明を続ける考えを強調。野党からは「白紙に戻す」(民主党の岡田克也代表)との声が上がっており、来年夏の参院選の争点になるのは間違いなさそうだ。
安保法制:今後も続く与野党論戦 来夏参院選の争点にも

「連休が過ぎれば国民は安保のことなど忘れる」と与党は思っているらしいが、とんでもないだろう。
理解が進めば進むほど、反対の声が広まっている。
昭和の歴史を学び直す機運が高まってくるのではないだろうか。
法治主義を無視した無残な歴史を。

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