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2015年6月26日 (金)

亡国の自民党「勉強会」の中身/日本の針路(185)

自民党の若手議員らが立ち上げた勉強会「文化芸術懇話会」というものがあるそうだ。
あの百田尚樹氏を呼んで、25日講演会を開催した。
安倍首相の盟友ということで選んだのかもしれないが、『殉愛』騒動で作家生命が云々されている人を講師に選ぶという「文化芸術懇話会」のセンスを疑う。
⇒2014年12月29日 (月):百田尚樹の正体?/人間の理解(8)
⇒2014年11月28日 (金):安倍首相の盟友・百田尚樹の馬脚/日本の針路(76)
⇒2014年11月22日 (土):クリティカル思考の反面教師としての百田尚樹/知的生産の方法(111)

案の定、とんだ講演だったようである。
民主党の寺田学衆院議員が、首相らを追及した。

寺田学氏 昨日の夕方、そして今日の新聞報道を見て、開いた口がふさがらなかった。自民党の青年局長を務めている木原稔さんという方が代表だそうですが、党本部で「文化芸術懇話会」が開かれ、その場でさまざまなことがお話しされたそうです。議員から「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなるのが一番だ。経団連に働きかけてほしい。悪影響を与えている番組を発表し、そのスポンサーを列挙すればよい」。ある種、自分たちの意にそぐわない報道をしているところを広告料収入を減らして、圧力をかけようじゃないかと取られかねない発言があったという報道がありました。どなたが出席されていたのかをいろいろ聞いてみたところ、報道によると官房副長官の加藤(勝信)さんが出席されていたという報道があった。加藤副長官、この文化芸術懇話会にご出席されていましたか。
・・・・・・
 「沖縄は本当に被害者なのか」と疑問を呈した上で、信じがたいんですが、あんまりテレビを聞かれている方が不快な思いをされるかもしれまんが、ご発言があったら重大なので申し上げますが、「沖縄の米兵がレイプ事件が起こしたことがある。過去何例もある。けれども沖縄に住む米兵が犯したよりも、沖縄県全体で沖縄県自身が起こしたレイプ犯罪の方が率が高いですね。こういうことは絶対に言わないですね」と。
・・・・・・
加藤氏 今の質問の趣旨として、副長官としてというのは私として諮りかねて、先ほど申し上げたのは議員個人としての出席をさせていただいたと申し上げたところでございます。また百田氏に講演をされる前提として内々の勉強会として、ご講演いただいたものでありますから、同氏が講演された内容について私からは発言するのは控えたいと思います。
百田氏「沖縄2紙潰せ」発言で紛糾 民主・寺田氏「由々しき発言だ。党総裁として処分すべき」

木原氏によると、会合には37人の国会議員が出席した。
安倍晋三首相に近い加藤勝信官房副長官、萩生田光一筆頭副幹事長も顔を出した。
百田氏と安倍首相は、ホンネの主張ではごく近しい。
民主、維新、共産3党は26日午前の衆院平和安全法制特別委員会の理事会で、抗議し、自民党側は陳謝した。

 菅氏は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設を巡り政権批判を強める琉球新報と沖縄タイムスについては「地元メディアの報道は許された自由だと考える」と述べた。
 閣僚からは批判的な発言が相次いだ。石破茂地方創生担当相は「我々は政権の側にいる。言論の弾圧と受け取られかねないようなことは心していかねばならない」と批判。山口俊一沖縄・北方担当相は「自民党本部でやった会合。場所柄を考えていただきたい」と述べた。党内でも懸念する声が上がっており、谷垣禎一幹事長は26日午前の記者会見で「メディアに対して批判、反論はあっていいが、主張の仕方にも品位が必要だ」と苦言を呈した。
百田氏発言:「沖縄の新聞社潰せ」…自民「謝罪する」

それでも安倍政権は、安保法案の成立を強行する姿勢である。
しかし、これだけ各方面から違憲の声が上がっているのに対し、「合憲と確信している」と繰り返すだけでは如何なものか。
憲法は最高法規であるから、どんな法律も違憲であることを許されない。

もし法案成立後、違憲訴訟が起きたら、違憲判決がでる蓋然性は高い。
⇒2015年6月 8日 (月):詐欺師の言葉づかいとしての「安倍語」/日本の針路(175)

それが三権分立というものである。
政府が提出し、国会で決まった法律であっても、違憲判決が出れば取り消さざるを得ないだろう。
そんな愚かな道を歩もうとしているのだ。

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