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2015年1月18日 (日)

大学入試制度改革の方向性/知的生産の方法(114)

全国690の会場で56万人弱が受験した大学入試センター試験が、大きなトラブルもなく終わった。
センター試験を利用する大学は689校(国立82校、公立84校、私立523校)で、前年度より4校増えて過去最多だという。

大学の入試制度は、私の頃から大きく変遷しているのでよく分からない。
現在、また入試制度改革が議論されているようだ。

 8月22日に開かれた中教審の高大接続特別部会。安西祐一郎部会長は議論の取りまとめに向け、6月に出した答申素案を基に、大学入試改革の私案を示した。
 私案では、高校生の基礎学力を測る「達成度テスト・基礎レベル(仮称)」について、入試にも活用できるよう難易度を幅広く設定することを提案した。
 センター試験に代わる「達成度テスト・発展レベル」は、知識の活用力を測るため、教科の枠にとらわれない「合科目型」「総合型」を出題する。「両テストを一体的に運用すれば受験生の学力保証は担保できる」として、各大学は教科型試験を廃止して面接や討論など「人物重視」に転換するよう求めた。
 安西部会長は「これからの時代に必要なのは、主体的に考える力や他者と協働する力。大学入試は多面的な評価に変えなければいけない」と説明する。
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大学入試改革、見えぬ着地点 「一定の学力必要」「人物重視」 根強い反対論

もっともな改革案と思えるが、「分数のできない大学生」と言われて久しい。
基礎的な学力の低下をどうするか?

部会に招かれた国立大学協会の里見進副会長(東北大学長)は、「入学者には一定の学力を持ってきてほしい」と、国大協独自の改革案を提示した。
問題は「学力」をどう考えるか、である。
個人的な体験でいえば、「数学」ができないという人も、その本質は、問題の読解ができていないようである。
すなわち、「国語力」の不足が数学に影響しているのである。
私は、「読み書きそろばん」という原点から考えた方がいいのではないかと思う。

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