2015年の幕開け、おめでとうございます
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
今年も引き続きよろしくお願いいたします。
この美しい姿を次世代にも継承していかなければなりません。
美しい山河を破壊するもの、たとえば原発や戦争には反対の姿勢を貫いていきたいと思います。
今年の干支は乙未(きのとひつじ)です。
江戸時代に、巣鴨は羊の牧場だったと昨日の東京新聞に教えてもらいました。
田沼意次の発案で、幕府の財政改革のために当時の先端産業であった羊毛製品の国産化が図られたそうです。
江戸切絵図に「メンヤウヤシキ」とあります。
安倍政権は原発再稼働に前のめりですが、事故現場は未だに高線量のため、事故原因究明のための現場立入調査ができていません。
つまり、事故のメカニズムがまったくと言っていいほど分かっていないのです。
また、原発を稼働すれば必ず核廃棄物が発生します。
この核のゴミは、核燃料サイクルによって再利用される計画になっていますが、肝心のサイクルが完成していません。
つまり、稼働すればするほど、放射性物質のストックが増えて行くことになります。
最低限、核燃料サイクルの見通しが立たない状態で稼働させるべきではないことは、行われている安全性審査とは別の問題です。
⇒2014年12月23日 (火):原発は再稼働ではなく、廃炉へ/日本の針路(89)
水と緑に恵まれた美しい国土をこれ以上核廃棄物で汚染することは避けなければなりません。
「国破れて山河あり」と言われますが、それは国土を戦場にしなければ、という前提のことです。
まして他国の山河を蹂躙していいはずがありません。
昨年は、戦後史を画する年であったように思います。
自衛隊を海外に派兵できるようにするための重要な変更が行われました。
⇒2014年7月13日 (日):集団的自衛権と自衛隊員/日本の針路(8)
⇒2014年9月 1日 (月):日本国憲法第9条と自衛隊/日本の針路(34)
⇒2014年9月30日 (火):『新・戦争のつくりかた』を読む/日本の針路(46)
私は憲法を不磨の大典とは考えていませんが、現在の情勢下では変更すべきではないと考えます。
日本はあくまで専守防衛に徹するべきで、海外へ派遣して戦闘行為を行うことに強い危惧を覚えます。
また、美しい国土を保全するためにも、戦争に巻き込まれるような政策はとるべきではないと考えます。
今年こそ、歴史の進歩を実感できるような年であって欲しいと願います。
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