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2014年12月23日 (火)

原発は再稼働ではなく、廃炉へ/日本の針路(89)

天皇陛下は今日、81歳の誕生日を迎えられた。

天皇陛下は、誕生日を前に、皇居・宮殿で記者会見に臨まれました。
この中で、天皇陛下は、この1年で印象深い出来事として、青色LEDの開発に成功した3人の日本人研究者がノーベル物理学賞を受賞したことを挙げ、「照明器具として消費電力が少なく、発光による熱し方も少ないことから、社会のさまざまな分野で利用されていくことと思います。3博士の業績を誇りとし、深く敬意を表します」と語られました。
天皇陛下 81歳の誕生日

冒頭で、青色LEDに触れて「消費電力が少ない」ことと対する日本人学者の貢献は、国民的な喜びであった。
⇒2014年10月 7日 (火):青色LEDでの三教授のノーベル賞受賞を寿ぐ/知的生産の方法(104)
LEDが脚光を浴びた今こそ、省エネに向かって一層の努力をすべきであろう。
しかるに政府や電力会社は、原発に執着する姿勢を崩していない。

東京電力は22日、福島第一原発4号機のプールから取り出した燃料の移動作業が完了したと発表した。
4号機のプールには、制御棒の装置などが残っており、水を抜くと付着した放射性物質が空気中に巻き上がる恐れがあるため、東電は当面、水を張り続ける予定だという。
しかしまだ1~3号機には、炉内に溶け落ちた核燃料、プールには計1573体が残り、線量が高いためまだ手つかずの状態だ。
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東京新聞12月21日

浜岡原発の1、2号機がすでに廃炉を決めている。
いよいよ本格的な廃炉の時代が始まったということだ。
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日本経済新聞12月19日

廃炉の工程は長く、未検討の課題も多い。
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中日新聞10月31日

私が生きている間には廃炉は完了しないであろう。
原発は既に歴史的使命を終えている。
にもかかわらず、政権は再生エネルギーの利用促進にブレーキをかけている。
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東京新聞12月22日

私たちは、すべてを白紙委任しているわけではないことを機会を捉えて発信しなければならない。

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