« 第1次世界大戦と日本/世界史の動向(21) | トップページ | お友達内閣の経済ブレーン/アベノミクスの危うさ(36) »

2014年7月15日 (火)

たかが or されど、滋賀県知事選/日本の針路(9)

13日投開票された滋賀県知事選で、前民主党衆院議員の三日月大造氏が、自民、公明推薦の元経済産業省官僚の小鑓隆史氏を抑えて当選した。
1地方自治体の首長選挙ではあるが、集団的自衛権の閣議決定など強気の運営を続けてきた安倍政権に対する意思表示とも読める。
当初は小鑓氏が絶対的に優勢と見られていた。
そのムードの風向きが変わったのは、7月1日の集団的自衛権の行使を容認した閣議決定がきっかけだったとされる。

根強い反対を振り切って閣議決定を強行した安倍晋三首相の手法に批判が集中するのとほぼ同時に、「三日月氏猛追」の情報が伝えられた。自民党の東京都議、衆院議員の女性蔑視のやじ問題も相次いで表面化し、三日月氏を支援する現職の嘉田由紀子知事に攻め手を与えた。
 集団的自衛権に代表される安倍政権の強引な姿勢、自民党の1強体制への懸念が「相乗効果」(自民党幹部)となり、「おごり」批判が地方選で噴き出した形だ。
 選挙中、小鑓氏の陣営は政権与党の強みを生かそうと組織固めを徹底した。菅義偉官房長官ら閣僚、小泉進次郎復興政務官らを続々と投入。石破氏は自らたびたび滋賀に入ったほか、党本部から県議、市議らに電話を数百件もかけた。終盤には菅氏が日本維新の会の松井一郎幹事長に依頼し、維新の橋下徹共同代表を応援演説に立てて無党派層にアピール。なりふり構わず逃げ切りを図ったが、及ばなかった。
Ws000000
滋賀知事選、自公敗北 「1強」政権に冷水 福島、沖縄知事選に影響も

上図を見れば、自公の与党VS野党という対決の構図だったことは明白である。
滋賀県知事選という事情に注目してみれば、最大の争点は「原発」だったといえよう。
次いで、集団的自衛権の問題が影響したことは、次図からも窺える。
Ws000001
滋賀知事選、自公敗北 「1強」政権に冷水 福島、沖縄知事選に影響も

滋賀県は湖国である。
福井県の大飯原発の再稼働を決めたのは民主党政権であるが、安倍政権はより積極的に原発依存をしようとしている。
⇒2012年4月13日 (金):拙速に過ぎる政府の大飯原発再稼働判断/原発事故の真相(26)
⇒2012年4月23日 (月:なぜ急ぐ、大飯原発再稼働/原発事故の真相(27)
⇒2013年9月 7日 (土):大飯原発活断層判断の怪/原発事故の真相(83)

Ws000002_2
滋賀県に限らず近畿圏にとって、琵琶湖は命の水甕である。
大飯原発に事故が起きれば、近畿一円に被害が及ぶ。
中央(東京)にいる人間に、その実感があるのだろうか?

今秋には福島、沖縄両県知事選が予定されている。
地方の首長選とはいえ、国政に直結するイシューが問われることになるだろう。

|

« 第1次世界大戦と日本/世界史の動向(21) | トップページ | お友達内閣の経済ブレーン/アベノミクスの危うさ(36) »

ニュース」カテゴリの記事

日本の針路」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/395349/56796494

この記事へのトラックバック一覧です: たかが or されど、滋賀県知事選/日本の針路(9):

« 第1次世界大戦と日本/世界史の動向(21) | トップページ | お友達内閣の経済ブレーン/アベノミクスの危うさ(36) »