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2014年7月17日 (木)

地方議会の品質と選挙の不正/日本の針路(10)

地方議会をめぐるあきれるようなニュースが多い。
東京都議会での性差別発言は、全容に蓋をしてしまって閉会した。
⇒2014年6月23日 (月):ホンネの表出としての失言/花づな列島復興のためのメモ(333)

兵庫県の野々村竜太郎県議は、政務活動費の使途が大問題になり、号泣する場面がテレビで放映された。
野々村氏は辞職することになったが、それで解決したと思った人はいない。
おそらく、野々村氏ほど露骨ではないにせよ、似たようなことをしている地方議員は大勢いるだろうと考えているのではないか。

今度は、脱法ドラッグの逮捕者が、神奈川県の前自民党県議だという。

 脱法ドラッグを所持したとして、神奈川県警薬物銃器対策課と神奈川署などは16日、前県議、横山幸一容疑者(41)=横浜市鶴見区下末吉=を薬事法違反で逮捕した。県警によると、脱法ドラッグの所持については認めた上で、「たばこの先につけて吸っていた。指定薬物が検出されたことにびっくりしている」などと供述しているという。
 逮捕容疑は6月26日、借りている横浜市神奈川区青木町の短期賃貸マンションの一室で指定薬物「α−PHPP」の粉末(約0・3グラム)を所持していたなどとしている。
 県警によると、26日午前11時半ごろ、神奈川区のホテルにいた30代の女性から「知人が薬をやった」と110番があった。神奈川署員が駆けつけたところ、現場にいた横山容疑者が「脱法ドラッグを使った。マンションにまだある」と説明。マンションから見つかった十数種類の脱法ドラッグの鑑定で指定薬物の化学成分が検出されたため、県警が7月7日に逮捕状を取っていた。
 横山容疑者は県議会議長を務めた祖父の後を継いで自民党から2007年の県議選(横浜市鶴見区)に出馬して初当選。12年7月の県議会第2回定例会では、可決された「脱法ハーブ対策の推進強化を求める意見書」の提出議員に名を連ねていた。2期目の途中の6月30日、「一身上の都合」を理由に辞職願を提出し、8日の県議会で許可されていた。
所持の前神奈川県議を薬事法違反で逮捕

脱法ドラッグについては、運転事故が相次ぎ問題になっているところである。
⇒2014年7月11日 (金):亡国の脱法ドラッグに有効な規制を/日本の針路(7)
6月30日に辞職願を提出というが、露見したのが6月26日だからあわてて辞職願を出したということだろう。
バレなければ何をしたって構わない、という心が透けて見えるようだ。

地方議会のクオリティが問われるが、選んだのは有権者である。
選挙で選ばれた「選良」と呼ばれるべき人たちである。
しかしその選挙自体に、まさかと思うようなニュースがある。
高松市選管で白票を水増しするという不正が発覚した。

 昨年7月に実施された参院選の開票の際に高松市選管が白票を水増ししたとされる事件で、公職選挙法違反(投票増減)容疑で逮捕された前市選管事務局長らが投票数と交付した投票用紙の数が約300票合わないと勘違いしたことをきっかけに、選管ぐるみで不正に票の操作を繰り返していたことが高松地検特別刑事部の調べで分かった。つじつま合わせのため衛藤晟一(せいいち)首相補佐官(自民)の312票を段ボール箱に入れて隠し、同市での得票を「0」としていた。同地検は15日、前市選管事務局長で開票管理者代理だった山地利文容疑者(59)ら6人を公選法違反(投票増減)罪や刑法の封印破棄罪で起訴した。
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高松市選管白票水増し 選管ぐるみ票操作 6人起訴

アフガニスタン等で、公正な選挙が行われていないというニュースは耳にする。
しかし、投票所に行った実感では日本ではそんなことはないだろうと思っていた。
ところが、投票行為が済んで開票の段階で不正があろうとは!
しかも、「選管ぐるみで不正に票の操作を繰り返していた」とは!
ひょっとすると、これも野々村県議のようにあからさまではない形で、普遍的に行われているのか?

また、青森県平川市議会では、20人の市議のうち、15人が選挙違反で逮捕されたという。

 今年1月26日に投開票された青森県平川市長選をめぐり、落選した前市長の大川喜代治容疑者(69)=公選法違反容疑で再逮捕=への票とりまとめの報酬として現金を受け取ったとして、県警捜査2課などは同法違反容疑で平川市議を6人逮捕、社会福祉法人の元理事長・水木貞容疑者(66)を再逮捕した。これまでに同容疑で9人の市議が逮捕されており、市議会の定数20のうち15人の市議が逮捕される異常事態となった。
 人口3万2000人、津軽地方に位置する平川市の議会が逮捕者続出で機能不全に陥っている。
市議20人中15人逮捕!青森・平川市で異常事態

津軽選挙という言葉もあるというから、歴史的に繰り返されていたことかも知れないが、そろそろ「いい加減にしないか」という感じである。
議員の質が先か選挙が先か、などという問題ではない。
同じ問題の表裏である。

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