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2014年6月25日 (水)

白蓮の鈴と裾野市の佐野原神社/富士山アラカルト(8)

静岡県裾野市の佐野原神社で、6月22日、柳原白蓮が奉納し、今年5月に見つかった本坪鈴が一般公開された。
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静岡新聞6月23日

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佐野原神社はJR御殿場線の裾野駅に近い場所にあるが、子供の頃、境内でチャンバラごっこをしたことがある思い出の場所である。
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現在は隣接地域が、裾野駅前の区画整理区域になっていて、虫食い状態である。
佐野原神社の祭神は、二条為冬卿である。
為冬は「和歌の家」御子左家嫡流二条為氏の三男として生まれ、和歌の才能に恵まれた。
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後醍醐天皇の信任も厚かったが、南北朝の争いに巻き込まれ、足利尊氏らを討つため尊良親王に従って出陣したが、建武2(1334)年12月12日に斃れた。
明治維新後、国や地元有志の努力で残されていた将軍塚の前に社殿を建て、明治9(1876)年佐野原神社として創立された。
和歌に秀でた祭神を祀る神社に歌人が奉納するのは自然だ。

柳原白蓮は、NHKの朝の連続ドラマ『花子とアン』の主要な登場人物である。
花子とは「赤毛のアン」を翻訳出版する村岡花子(吉高由里子)のことであり、花子の「腹心の友」として葉山蓮子(仲間由紀恵)がいる。
蓮子が、後に歌人として名を成すことになる白蓮事件で有名な白蓮(本名・燁子)である。

白蓮事件は、1921年(大正10年)10月20日、柳原白蓮が、滞在先の東京で出奔し、社会運動家で法学士の宮崎龍介と駆け落ちした事件である。
NHKのドラマでは、宮崎龍介は、宮本龍一という役名になっている。
父は孫文達を支援して、辛亥革命を支えた有名な革命家の宮崎滔天であり、龍介は編集者・弁護士・社会運動家として活動した。
今週は、カフェー・ドミンゴでブルジョアの妻である蓮子にケンカを売った龍介が、ケロッとして九州まで脚本を書いてくれるように会いに行くシーンで始まった。
つまり、龍介は、直情径行というか短絡的な男として描かれている。

新聞紙上で妻白蓮から夫への絶縁状が公開され、それに対して夫・伝右衛門から反論文が掲載された。
センセーショナルに世間を賑わしたであろうことは容易に想像できる。
時代の先端のさらに先をゆく女性だったのだろう。

6月23日の日経新聞の朝刊コラム「春秋」が書いているように、「女性の相棒モノ」が人気になっているようだ。
去年の『あまちゃん』もアイドルを目指す高校生コンビという設定だったし、評判のディズニー映画『アナと雪の女王』も姉妹である。
未だにレベルの低い性差別発言が止まらないが、心強いのは「同性の相棒」ということだろうか。

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