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2014年6月28日 (土)

2014年W杯敗退の教訓/花づな列島復興のためのメモ(335)

2014年サッカーW杯ブラジル大会で、日本チームは1勝もできずにグループリーグで敗退した。
日本は5大会連続の出場であり、ヨーロッパ等のチームで活躍する選手も増えて、歴代最強チームなどと評されていた。
それに、東日本大震災が起きたりしたことなどから、期待が盛り上がっていたのは自然である。

にわかサッカーファンであるから技術論や戦略論を云々することはできないが、力量の差は明らかだったようである。
初戦のコートジヴォワール戦で、本田選手が見事なシュートを決め先制した時には、素人なりに「いけるかも」という感じがした。
Jリーグの隆盛もあって、日本選手の総体的なレベルが向上していることは間違いないであろう。

結果論であることを承知で言えば、この初戦を逆転負けしたことがグループリーグを突破できなかった1つの要因だ思う。
「流れ」というものがある。
スポーツに限らず、麻雀やブラックジャックなどのゲームにも、「流れ」はある。
ビジネスや人生などにも言えるのかも知れないが、その「流れ」に逆らうとうまく行かない確率が高い。
流れを冷静に観察し、タイミングを合わせて自分の方に引き寄せることが重要であろう。
今大会について言えば、コートジヴォワールのドログバ選手選手の投入によって試合の流れが変わり、それがグループリーグの敗退に繋がったように思う。
⇒2014年6月15日 (日):内戦状態のイラクと集団的自衛権/世界史の動向(18)

W杯は4年に1度の開催である。
リベンジは4年後であり、今大会からどのような教訓を得るべきは専門家に任せたいが、私の感想を記しておく。
ヨーロッパで活躍していると言っても、スペイン、イタリア、イングランド、ポルトガルなどが敗退していることをみれば、ヨーロッパの国といえども苦戦していることが分かる。
また、アジアサッカー連盟(AFC)からは、日本、韓国、イラン、オーストラリアの4チームが出場しているが、1勝もできなかった。
気候等のブラジルという風土が関係しているのかも知れないが、先ずは力の差というべきであろう。

まあ、世界のレベルを見ていて感ずるのは、スピード感である。
カウンター攻撃を受けて失点するシーンが多かったが、ボールを奪われてからシュートを放たれるまでの時間が短いし、蹴られたボールのスピードも速い。
オランダのロッペン、ブラジルのネイマール、アルゼンチンのメッシ選手などのスピード感あふれるプレーは、見ていても気持ち良く、サッカーの醍醐味というものだろう。

日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は、「責任はすべて私にある。日本代表を離れないといけない」と述べ、退任の意向を示した。
ザッケローニ監督は就任以来55試合で采配を振るい、30勝12分け13勝という結果を残した。
勝率54.6%は、日本サッカーがプロ化して以降の代表監督で3位にあたる。
Photo
グラフで見る日本代表

次期監督に就任するのは誰であろうか?
今まで同じ監督が2大会連続で指揮を執ったことはない。
私は、ジェフ千葉の監督からシーズン中に異例の就任をしたオシム監督が続けていれば、と想像する。
「考えて走るサッカー」を標榜して、代表チームに新しい方向性を示したと言われるが、脳梗塞で倒れ退任せざるを得なかった。

ビッグデータといわれる時代である。
サッカーのマネジメントもビッグデータは活用されている。
データスタジアムという会社は、スポーツにまつわる分析サービス提供の草分けである。

同社はサッカーではJリーグオフィシャルデータサプライヤーとして、年間1000試合前後のデータをシステムに入力している。日本代表のデータなら2003年から全試合を、ワールドカップの試合は2006年のドイツ大会から全64試合をデータ化し、多様な分析結果を公開している。

同社のフットボール事業部の滝川有伸氏は、日本代表がベスト8進出を目指すための条件を、次のように予測していた。

日本は攻撃面を重視したメンバーで大会に臨んでいるが、試合終盤に差し掛かかってリードしたまま逃げ切りたい、または引き分けのままでもいいという状況となった場合に相手の猛攻やパワープレーをいかに防ぐかがカギになる
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20140610/562992/?ST=print

コートジヴォワール戦で逆転されたことを考えれば、首肯できるものだ。
データ活用のイメージは以下のようである。

 手間と暇をかけて入力したデータを基に、多様な視点で情報を解析するのが「Data Striker(データストライカー)」というシステム。試合中に発生したデータを多様な視点から分析することで、チームあるいは選手のプレーについて答えを導ける。現在はJ1、J2、J3全チームの半数程度がこのシステムを使っている。
Photo_2
同上

システムの改良は不断に行われている。
代表チームがどこまで活用しているかは知らないが、ITの徹底利用は、日本チームの優位性を生かす1つの道ではなかろうか。
サッカーというゲームは、文化や伝統の影響が大きい。
つまり、ハイコンテクストなコミュニケーションが求められるということであろう。
⇒2014年6月27日 (金):ITビジネスの動向と日本の伝統/知的生産の方法(98)

私は、コミュニケーションの問題を考えると日本人監督の方が望ましいように思うが、もし外国人監督を迎えるならば、監督と一体になれる日本人コーチは必須であろう。

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