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2014年5月12日 (月)

人口減少の過程と問題②/ケアの諸問題(8)

人口の減少によって将来成り立たなくなる恐れのある自治体は、地方ばかりではない。
東京の都心部と言ってもいい豊島区が消滅する危機だという。
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東京新聞5月10日

豊島区といえば、池袋という有数の盛り場を抱えている。
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人口約27万人。人口密度は1平方キロあたり2万673人(13年)と、全国の市区町村で最多だ。JRなど鉄道4社・8線が乗り入れる池袋駅は1日乗降客数が約250万人に上る。「消滅」のイメージとは結びつきにくい土地柄だけに、高野之夫区長のコメントにも当惑がにじむ。「これまで進めてきた施策をさらに推進し、住みたいまちとして選ばれるまちづくりを進めたい」
消滅可能性:東京都豊島区「昼人口多いのに」「寝耳に水」 

その豊島区が消滅するとは?
人口がどう変化するかを研究する分野が、人口動態学である。
人口動態に影響を与える要因は、出生数と死亡数、流出(移出数)と流入(移入)数である。
出生は、若い女性だけが関係する変数である。

若い女性の数が少なくなれば、「死亡数+流出人口」が出生数を上回って人口は減少する。
豊島区の20~39歳の女性は、2010年時点の50,136人から40年時点では22,173人に減少すると予測されている。
女子大生や若い女性会社員などの地方からの流入者が、将来的な少子化で減ってくる。
豊島区は、このような傾向が、特に顕著なのだという。

豊島区には、女子栄養大学、川村学園女子大学などが所在する他、日本女子大、お茶の水女子大等も近くである。
そのような人口増大期の利点が逆転する人口減少時代を象徴しているような気がする。

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