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2014年2月10日 (月)

高濃度汚染水の計測値隠し?/原発事故の真相(105)

東京電力福島第一原発の護岸近くの地下水が放射性物質で高濃度に汚染されている。
⇒2013年7月28日 (日):高濃度汚染水対策を急げ/原発事故の真相(74)
⇒2013年4月15日 (月):福島第一原発の汚染水は他に対策がないのか?/原発事故の真相(68)
⇒2013年8月17日 (土):汚染水対策の不安/原発事故の真相(77)

東電は、高濃度の放射性ストロンチウムを検出しても「分析中」として、長らく公表してこなかったという。
未公表にしてきた値の一部は、東電が見込んでいた値の約10倍もあった。
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朝日新聞2月8日

東電は7月5日にくみ上げた水で1リットル当たり500万ベクレル、8月8日の水では400万ベクレルという高濃度のストロンチウムを検出した。
ところが、ストロンチウムも含めたベータ線を出す物質全体の濃度は、90万ベクレル程度だった。
ストロンチウムは、ベータ線を出す物質全体の半分程度であるから、90万ベクレルが正しければ40万ベクレル前後になるはずと予想される。

こういう事情から、東電はストロンチウムの値が高すぎると考えた。
「90万ベクレルという値が正しければ、ストロンチウムの計測が間違っている可能性が高い」と勝手に解釈して公表しなかったのだ。
原子力規制委員会の作業部会で「ベータ線を出す物質の測定は誤差が大きい。こちらを過小評価している可能性もある」と指摘された。
東電は計測に問題がないかどうかを確認した結果、基本的に計測に問題はなく、ストロンチウムの値は当初の東電の計測値で正しいと分かった。

何ともお粗末な話だと思うが、東電という会社の劣化を示しているのではないか。
検出されたストロンチウムの値が正しいとすれば、逆に、ベータ線を出す物質の濃度は公表値よりずっと高い可能性がある。
判断の前提になるデータの取り扱いがこんなことでは、東電が対策の主体になることは止めるべきではないか。

おそらく、優秀な社員の流出があるのではないか。
意識的な情報隠しではないとすれば、余計質が悪いとも言える。
メニューの表示を、虚偽表示ではなく、誤表示だと弁明していたホテルチェーンとオーバーラップするが、影響の大きさはその比ではないだろう。
⇒2013年10月25日 (金):阪急阪神ホテルズのメニュー偽装/ブランド・企業論(5)
⇒2013年11月 7日 (木):老舗百貨店よ、お前もか!/ブランド・企業論(8)

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