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2013年9月 7日 (土)

大飯原発活断層判断の怪/原発事故の真相(83)

関西電力大飯原発の重要施設の直下を走る断層について、9月2日、原子力規制委員会の専門家会合は、耐震設計上考慮する活断層ではないとの見解で一致した。
大飯原発は、国内で唯一運転中の原発である。
問題の断層「F‐6破砕帯」は、大飯原発3、4号機用の重要施設「非常用取水路」の真下を横切るもので、活断層ならば2基の運転は認められない。
⇒2012年11月 3日 (土):大飯原発の活断層をどう考えるか/花づな列島復興のためのメモ(157)

これにより、定期検査のため、3日に稼働を停止した3号機、15日に停止する予定の4号機は、多分再稼働させるという方向になるのだろう。
しかし、判断の仕方に釈然としないのは私だけであろうか?

問題のF-6破砕帯は下図のようである。
Photo
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-07-18/2012071801_01_1.html

より広域的に、福井県内の活断層を図示しよう。
Photo_2
http://blogs.yahoo.co.jp/semidalion/46990909.html

大飯原発の間近まで海底のFO-B、FO-A断層が伸びている。
2つの図を眺めてみて、「F-6破砕帯が活断層とは言えない」という結論になったとしても、大飯原発を再稼働させようという気になるものかどうか?
私には、蛮勇としか思えない。
ちなみに辞書(デジタル大辞泉)には次のようにある。

事の理非や是非を考えずに発揮する勇気。向こう見ずの勇気。

そもそも、活断層であるか否かと(再)稼働の関係は、否というのが必要条件(予選を通る)であって、十分条件(優勝)でないことは明らかである。
Photo_4
http://jyukenblog.cocolog-nifty.com/math/2008/12/post-8bc9.html

しかもメディアの報道の仕方にも問題がある。

マスコミ各社は「会合で『活断層ではない』という見解で一致」とする記事を一斉に報道。しかし会合では、渡辺満久氏(東洋大教授)をはじめ複数の有識者から、「活断層の可能性を否定できない」とする反論が出るなど意見は割れており、島崎委員も「見解が一致」とは発言していない。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/99778

福島第一原発の現況の報道に接するにつけ、原発の再稼働を安易に容認しようという姿勢に疑問を拭えない。

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