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2013年9月16日 (月)

猛暑の夏と電力需給/花づな列島復興のためのメモ(262)

今年の夏といえば、猛暑と豪雨で記憶されることになろう。
9月に入ってからは竜巻が加わり、昨日からは台風18号に対し、初めて特別警報が出された。
⇒013年8月28日 (水):異常気象頻発の夏と特別警報/花づな列島復興のためのメモ(253)

TVの映像で、四条大橋や渡月橋の様子を写していたが、ちょっと記憶にないような増水である。
特に猛暑はすさまじかった。
四万十川で史上最高の気温を更新した。
東京の最低気温は 30.4度で、史上最高の値となった。
これだけの猛暑だと、電力需給はどうなのか、ということになる。

昨15日、唯一稼働中だった大飯原発4号機が発電停止作業に入った。

 国内で唯一稼働していた関西電力大飯原発4号機(福井県おおい町)は定期検査のため、15日午後11時に出力がゼロになった。16日午前1時ごろには原子炉が完全に停止する見通し。3号機も2日に停止しており、1年2カ月ぶりに国内の稼働原発が再びゼロになる。定期検査は来年1月中旬までの見込み。
 東京電力福島第一原発事故の後、国内で初めて大飯3、4号機が昨年7月に再起動。3号機は今月2日から定期検査に入った。
 大飯原発をめぐっては今月2日、敷地内の断層について、原子力規制委員会の専門家会合が「耐震設計上、考慮する活断層ではない」と判断。規制委は3、4号機の新規制基準への適合審査の再開を決めた。ただ、関電は大飯原発付近を走る三つの活断層が同時に動いた場合の影響評価などを規制委に報告しておらず、定期検査終了後の再稼働時期は見通せていない。
http://www.asahi.com/business/update/0915/OSK201309150121.html

まあ、停電という事態にならなかったのは幸いである。
東電管内の電力需給について、以下のような図が示されている。
1309162
東京新聞9月16日

結果論ではあるが、「厳しい」とされる95%越えの日は1日もなかった。
もちろん、だから余裕があるということではないが、東電が柏崎・刈羽原発の再稼働を急がなければならないということでもない。

電力需給に対しては、需要ありきで供給を計画してきた。
そろそろ需要に対する計画にシフトしたほうがいい。
たとえば次のようなことも選択肢にいれるということである。

 最も好ましいのは、「需給調整契約」という臨時措置なしで、あらかじめ電力を抑制することだ。特に、家庭でなく企業で。
 これは要するに、「夏休み(バカンス)を増やす」ということだ。そうすれば、お盆休みや週末みたいに、電力が一挙に 1000万kW 以上も激減する。このような効果は、スマートメーターによる節電ではとうてい不可能だ。
 
 結局、夏の電力不足に対する最大の対処策は、「夏休み(バカンス)の普及」である。政府はこの方針で制度をとと述べるべきだろう。たとえば、「夏休み(バカンス)を2週間以上取る企業には減税」というふうな。
 この場合、減税は、「国民の間で富の配分を変える」というがあるだけだ。(「実施していない人々 → 実施している人々」というふうに金が移動する。) だから、たとえ 1000億円をかけても、その金は国全体では1円も無駄にはならない。コストはゼロである。
 一方、スマートメーターの場合には、機器の製造費用がかかる。これは莫大なコストになる。1000億円のコストをかければ、まるまるコストとなり、国民の負担(つまり損失)となる。
 ただ、官僚と業者だけは、その 1000億円を食い物にして、1000億円の売上げと、数十億円の利益を得る。……しかし、これはあまりにも非効率だ。「1000億円をかけて 数十億円の利益」というのはね。
 それでも、「1000億円の損があっても、それはオレの損じゃない。他人の損だ。それよりは、おれが数百万円の利益を得ることが大切だ」と思うエゴイストが多い。そのせいで、スマートメーターは普及しつつある。
 で、その利権構造のために、朝日新聞が利用される。朝日新聞は「エコです」と告げると、とたんにルンルンと浮かれて提灯記事を書く。で、朝日に「スマートメーターはエコですよ」という記事を書かせて、「国民の 1000億円を無駄にして、かわりに自分の財布を豊かにする」という利権構造が、実現するのである。
 かくてスマートメーターばかりが焼け太る。

http://openblog.meblog.biz/article/18182305.html

人間の生きる意味は、経済だけではない。
アベノミクスは成長戦略を第3の矢としているが、成長神話とも決別する時ではないだろうか。

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