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2013年7月 7日 (日)

ICTとマーケティング/知的生産の方法(67)

ICTの進歩により、世の中の景色も一昔前とはだいぶ変わった。
電車に乗れば、多くの人が、スマホを操作している。
座っている人の何割かは、タブレットである。
とうぜん、広告とかマーケティングのあり方も変貌せざるを得ない。
ビッグデータが注目されるのも、こういった変化があればこそであろう。
⇒2013年7月 5日 (金):ビッグデータ・ブームは本物か/知的生産の方法(66)

ドラッカーは、企業の目的は顧客の創造であり、企業の本質的な機能はマーケティングとイノベーションであると喝破した。
Mc
http://blog.livedoor.jp/yukug-management/archives/8100841.html

それでは、ビッグデータの時代と言われるような時代の変化は、企業のマーケティング活動にどう影響するであろうか?
DMP(データマネジメントプラットフォーム)というのが1つのキーワードのようである。
DMPとは何か?

概念としてのDMPは、大きくふたつに分けられる。ひとつは広告配信先のデータセラーとしてDMP、もうひとつは企業が自社でデータを格納するプライベートDMPだ。もうひとつの見方でいうと、広告だけのためのDMPと、広告配信も含むがもっと多くのマーケティング施策を最適化するためのDMPである。1http://g-yokai.com/2013/04/dmp.php

ICTといわれる時代になって、Webマーケティングの世界でも、パラダイムシフトが起きているといわれる。
広告に仕方が、メディアや代理店主導から、広告主主導へ転換しつつあるのだ。
従来のマス媒体(TV,ラジオ、新聞、雑誌の4媒体)の場合には、出稿した広告の反応を広告主自身が分析することには限界があった。
また、媒体の枠自体も、代理店に頼らざるを得なかった。

しかし、今や状況は変わりつつある。
クリックしたクッキー、ビュースルーしたクッキー、それらの反応が良い掲載面、悪い掲載面、配信タイミング、地域、配信環境等が、広告主でも管理できるのだ。
自分でお金を出した買った広告配信の結果データは、自身のデータ格納装置に貯めて、分析、学習し、次の配信をより最適化するために使うようになるのは当然の流れであろう。
そのためには、データ分析のスキルが自社になければならない。
そして、データ分析は、目的-手段の体系に沿って、インテリジェンスに高められることが必要である。
ドラッカーの言うように、ITのTの論理よりもIの論理ということである。

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