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2013年6月15日 (土)

アベノミクスの危うさ(7)/花づな列島復興のためのメモ(231)

日本の株式市場は、5月23日(木)に、日経平均が15,942.6円とほぼ1万6千円の高値を付けたあと、14,483.98まで急落した。
終値は、5月22日が15,627円だったから、1,143の下げ幅である。
下落率ランキングでみると下表のようである。
Ws000008
http://indexes.nikkei.co.jp/nkave/archives/record

5月23日の下落率は、10位に位置している。
過去1か月間の足取りは下図のようである。
Ws000009_2

先のことは神ならぬ身には分からないが、5月23日にトレンドが転換し、下降基調にあるといっていいだろう。
5月23日から、6月13日までの4週間で、下落幅で3200円弱、下落率で20%強の低落である。

しかし、突然の変調とはいえない面もある。
5月23日の前、4月15・16日の2日間で、NY金相場が13%も急落したのである。
Ws000003_4
金市場の方が規模が小さく、敏感に変化を受けやすいので、炭坑のカナリヤだという人もいる。
http://diamond.jp/articles/print/36929

炭坑のカナリヤというのは、カナリヤの異変敏感性を炭坑の爆発予知に使うということである。
⇒2012年1月3日:ぼんやりした不安の時代

言い換えれば、先行指標としての性格があるということである。
この先はどうなるのだろうか?
やはり神ならぬ身には分からないが、5年間ののチャートは以下のようである。
Ws000010_2
http://netnavigate.net/kikinzoku/

円相場も黒田緩和による円安効果は打ち消されている。
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東京新聞6月13日

長期保有が前提となる生保の外債投資なら持続的な円安が期待できる。だが短期売買中心のヘッジファンドだと、再び円高に転じる可能性が高まる。実際、異次元緩和後に1ドル=100円に迫った円相場は4月16日に一転して95円台に急騰。緩和後の円安分は帳消しになり、個人の外為証拠金(FX)取引では多額の損失を被る人が続出した。
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http://www.nikkei.com/money/investment/mandi.aspx?g=DGXZZO5615290013062013000000&df=3

アマチュアの参加しにくい状況であるが、プロの読みも当てにならなくなっているのではないか。

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