熊野本宮大社/紀伊半島探訪(7)
熊野本宮大社は、全国に3000社あるといわれる「熊野神社」の総本山である。
和歌山県田辺市本宮町本宮にある。
本殿へは、158段あるという石段を登っていく。
身障者にはきつそうだったので、尋ねてみると裏側に身障者用の駐車場があるという。
有難いことだ。
至る所に八咫烏がデザインされている。
八咫烏は、日本神話で、神武東征の際に、高皇産霊尊によって神武天皇の元に遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされる烏である。
3本足のカラスとして知られる。
かつては、熊野川・音無川・岩田川の合流点にある「大斎原」と呼ばれる中洲にあったが、明治22年の洪水で多くが流出した。
流出を免れた上四社3棟を明治24年(1891)に現在地に移築・再建したという。
http://www.hongu.jp/kumanokodo/hongu-taisya/
大斎原の古図として、以下のようなものが残されている。
http://www.hakubutu.wakayama-c.ed.jp/hongu/colum/colum.htm
大斎原の現況は以下のような雰囲気らしい。
http://www.hongu.jp/kumanokodo/hongu-taisya/ooyunohara/
社殿は3棟並んで建っている。
左手の社殿が夫須美神(ふすみのかみ)・速玉神(はやたまのかみ)の両神、中央は主神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)、右手は天照大神(あまてらすおおみかみ)が祀られている。
http://www.hongu.jp/kumanokodo/hongu-taisya/
左の社殿と他の2つの社殿の向きが90度違うのはなぜだろうか?
いにしえの雰囲気を漂わせている神社である。
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