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2013年4月11日 (木)

浪江町の現状と将来/原発事故の真相(67)

福島第一原発の事故で福島県浪江町に設定された避難区域が4月1日、放射線量に応じて3区域に再編された。
一部で立ち入りが可能になったが、避難指示は継続される。
Ws000010
http://www.yomiuri.co.jp/feature/eq2011/information/20130331-OYT8T00487.htm?from=os4

区分は以下の通りである。
(1)町西部の山間部などが原則立ち入り不可の帰還困難区域
(年間累積放射線量50ミリシーベルト超、帰還見込み17年)
(2)中央の平野部が居住制限区域
(20ミリシーベルト超〜50ミリシーベルト以下、16年)
(3)東側海沿いが避難指示解除準備区域
(20ミリシーベルト以下、16年)

浪江町でも、帰還困難区域を除くエリア-人口は多いのに立ち入り禁止だった平地側の区域-が、日中に限って住民が立ち入ることができるようになった。
ただ、汚染土の中間貯蔵施設の設置のめどが立たないなど国の除染計画には遅れが生じている。
しかし、2月末現在、県内にに約14600任、県外に約6500人が避難しているとされる。

すでに2年を経過しているので、若年層を中心に、避難先に定着することを決めた人も少なくない。
原発事故は、個々人の生活を破壊した。
その生活再建は当然東京電力が補償する責を負っているのだろうが、浪江町のように、地域が丸ごと従前の暮らしには戻れない地域、言い換えればコミュニティ崩壊についての補償はどうするのだろうか?

浪江町の現在の様子がgoogleのストリートビューで見ることができる。

 Photo
Google日本法人は3月28日、避難区域に指定されている福島県浪江町のストリートビューを公開した。ストリートビュー撮影は同町の依頼で実現しており、馬場有町長は「ストリートビューで町のありのままの姿を多くの町民の皆さまにお知らせできること、世界に発信できるということをとても、嬉しく思っています」としている。
ストリートビューでは、倒壊した建物がそのままになっている同町のメインストリートなど、無人の町の姿を見ることができる。
東京電力・福島第1原子力発電所事故の影響で、同町の2万1000人の町民は全国に避難を余儀なくされている。「全町民の方から、被災地の現況を知りたいというニーズがある」と同町がGoogleにストリートビュー撮影を依頼し、Googleが「震災の記憶の風化を防ぐ一助となる」として応じた

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1303/28/news124.html

2011年9月2日、、野田内閣発足に伴い経済産業大臣に就任した鉢呂吉雄氏が、「市街地は人っ子一人いない、まさに死の街という形だった」と発言して問題視され、結局は辞任した。
鉢呂氏の舌禍は、他にも「放射能をうつす」というような発言もあったとされるが、「死の街」という表現は、決して失当とはいえないだろう。

浪江町と福島第一原発の位置関係は下図のようである。
Photo_2
http://d.hatena.ne.jp/kmbk12/20110329/1301399928

飯舘村が浪江町と同一の方向にある。
放射性物質の多くが、この北西方向に流れたのである。

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