師走の街に流れるトーンチャイムの音色
チャイムは、学校や職場などで、始業や終業を知らせるのに使われる。
鐘の音のような音を出す装置またはその音のことである。
時刻を知らせるためのチャイムは、時計と連動したものである。
ウェストミンスターの鐘の音やビッグ・ベンの鐘の音などが有名である。
私は中学生の時に、放送室で下校のお知らせとして、ドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』のレコードを流す係だった。
もちろんLP盤である。
指揮者やオーケストラについては、明瞭な記憶はない。
第2楽章であるが、『家路』というタイトルの歌曲にもなっている。
「遠き山に日は落ちて」であるが、夕方の文字通り家路につく時の旋律として知られている。
考えてみれば、その放送室がクラシック音楽との出会いの場だった。
合奏楽器としてトーンチャイムというものがある。
少しずつ音の高さが異なるチャイムを、複数の人が分担して鳴らすことによりメロディを構成する。
http://seirei.ath.cx/puppet/toncha.html
知人のU子さんが、トーンチャイムのグループに入っていて、演奏会をやるというので聴きに出かけた。
平均年齢は不詳だが、2グループ合計30人中、〇子さんが28人、〇恵、〇江さんが各1人ということでおおよその察しはつくだろう。
⇒2011年9月 2日 (金):当世女子ネーミング考
グループ「ムジカ・アンジェリカ」
ゲストとして、ソプラノ歌手の小林教子さんが、吉川尚子さんの伴奏で、プッチーニのオペラ『蝶々夫人』から「ある晴れた日に」他を熱唱した。
今年は総選挙も重なってとりわけ急かされるような気になる師走であるが、心温まるひとときだった。
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