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2012年12月26日 (水)

近現代百人一首/私撰アンソロジー(17)

いよいよ年の瀬も押し詰まってきて、新年の準備があちこちで進められている。
近くの三嶋大社では、総門の大しめ縄の飾り付けも終えた。
Photo
http://www.at-s.com/news/detail/474552269.html

しかし、元旦から開いている店が多くなった現在では、個人レベルでの年末の用事は減ってきているのではないだろうか?
正月といえば、昔は家族で小倉百人一首で遊んだものだ。
一時期は絶滅危惧種の遊びだったが、最近は「脳にいい」とかで、小学生から高齢者の認知症予防まで人気復活のようである。

「文藝春秋」2013年1月号が、『新・百人一首-近現代短歌ベスト100』を企画掲載している。
惹句は以下の通り。

小倉百人一首から八百年--。
短歌界の重鎮四氏が、明治天皇、斎藤茂吉から皇后美智子、俵万智まで、時代を代表する百首を新たに選んだ

短歌界の重鎮というのは、岡井隆、馬場あき子、永田和宏、穂村弘の4氏である。
いずれも評論などでも名高い(つまり私が知っている)歌人であり、バランス良く選ばれている。
選ばれた100首は、私でも知っているものもあったが、いずれも名歌・秀歌といえよう。
読み巧者たちが選んだものだから、保証書付きである。

そこからさらに何首かを選ぶという大胆な試みをしてみた。
そもそも、俳句や短歌の選に、客観的な基準などないだろう。
⇒2007年8月24日 (金):俳句評価の難しさ
⇒2007年10月25日 (木):選句の基準…⑤「予想外」あるいは「勘と好み」
私の「勘と好み」は、以下のようである。
2
人によって選ぶ歌は異なる。
それを比較してみるのも面白いと思う。
選句や選歌はコミュニケーションの手段として有効ではなかろうか。
⇒2007年8月22日 (水):選句遊び
⇒2007年10月15日 (月):「選句遊び」余談

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