トンネル崩落事故とメンテナンス社会化/花づな列島復興のためのメモ(168)
中央自動車道の笹子トンネル(山梨県)で、信じられないような事故が起きた。
大規模な崩落が発生し、車が下敷きになった。
静岡新聞121203夕刊
笹子トンネルは、静岡県東部地域からは、山梨、信州方面に出かけるときに利用することが多い。
http://plaza.rakuten.co.jp/555yj/diary/201212020000/
今年の夏も、4回ほど妻の運転で通った。
自分で運転できなくなってから、なるべく楽な高速道路で、と考えていたが、まさかという感じである。
笹子トンネルは、全長4.7キロ、1977年の開通である。
中央道は東京と名古屋を結ぶ大動脈であるが、私は信濃や山梨に「安・近・短」の旅行に出かけることが多く、中央道は便利に使っている。
管理は中日本高速道路が行っている。
9月に目視などの点検を行ったが、天井板に異常は見つからなかったという。
しかし、目視だけのメンテナンスでは不十分だったということだろう。
モータリゼーションの進展と共に、高速道路が日本国中に整備された。
新東名など、部分開通をしたばっかりの路線もある。
建造物はメンテナンスがつきものである。
メンテナンスの仕方によって、寿命も大きく違ってくる。
今まで、作ることに力を入れて、メンテナンスに余り重心を置かなかったのではないか。
量的成長よりも質の充実を目指す時代になっていると考えるべきであろう。
すなわち、新しく作ることよりも、メンテナンスに注力すべき時代である。
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