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2012年10月14日 (日)

問題山積の野田内閣は速やかに解散総選挙を行うべきだ

野田首相が、11日に自民党の安倍晋三総裁と国会内で面会し、「しかるべきときに臨時国会を開き、大いに議論したい」と述べた。
「しかるべきとき」などと言っている場合か?
国内外に課題は山積している。
民自両党の代表戦で貴重な時間を消費した後である。
可能な限り国会を開いて、審議を進めるべきであることは当然であろう。

野田首相は、自民党の谷垣前総裁と、「近いうちに解散」と約束して、消費増税の合意を取り付けた。
具体的にどのような形で約束されたかは部外者の知る由もないが、「近いうちの解散」という言葉はすでに国民の大多数の了解事項となっているはずである。

野田首相は、再選に伴い内閣改造を実施した。
この中で、法務大臣に任命された田中慶秋氏に、とんでもない報道が報道されている。

 今、ビッグニュースが飛び込んできた。本日発売の「週刊新潮」によると、今月就任したばかりの田中慶秋法務大臣は、指定暴力団稲川会系の大物組長の新年会で挨拶、神奈川県の暴力団幹部の仲人を務めるなど、数々の暴力団幹部との交際があるという。暴力団と付き合いのある人間が"法の番人"である法務省トップとはブラックユーモアを通り越し腰が抜けてしまいそうだ。
 これでは、「となりの闇社会」ではなく「民主党閣僚も闇社会」ということになる。

http://www.data-max.co.jp/2012/10/12/php_1_ms_1.html

この報道に対して、本人はどう答えたか?

 法相は12日に記者会見し、仲人は「本人の父親に頼まれ引き受けた」「後で暴力団関係者と分かった」と釈明した。「(本人と最後に会ったのは)20年近く前。それ以降の接触はあまりない」とも述べている。
 「連れられて行った会合にたまたま暴力団関係者がいた。1度だけだが、私の不徳のいたすところ」と語り、暴力団関係者の会合への出席も認めた。一方で「誤解を招いたのは率直に反省し、襟を正して職責を果たしたい」とし、辞任は否定している。

http://www.47news.jp/47topics/e/235318.php

後で分かった? 
その後の接触はあまりない?

こんな言い訳が通用すると本気で思っているのだろうか?
「誤解を招いたのは率直に反省し」と言っているが、誤解ではないと自分で認めているではないか。
法務大臣と言えば、法曹のトップである。
検察の権威が揺らいでいるときに、よりによって、であろ。

民主党の輿石東幹事長は、「政治家の出処進退は本人が判断することが大原則だ」などと、ノーテンキなことを言っている。
これで任命責任が問われないとしたら、どういう場合に任命責任が生ずると言うのか?

輿石氏は次のようにも言っている。

「内閣改造で(閣僚の)顔ぶれが変わる度にこの種の話が出で国会が混乱を起こす。本当にこういうことを繰り返していいのか」と指摘し、参院での問責決議案提出の検討を始めた野党側を牽制(けんせい)。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121014/stt12101411570004-n1.htm

閣僚の顔ぶれが変わる度にこの種の話が出るとしたら、そのこと自体を反省すべきだろう。
当然問責されるべきであって、牽制する神経が分からない。

復興に充てようという趣旨の増税だったはずの予算が、復興とは無関係の事業に充てられていることが問題になっている。
⇒2012年10月10日 (水):「霞ヶ関文学」と「東大話法」はメダルの表裏/花づな列島復興のためのメモ(149)
この問題を審議する衆院決算行政監視委員会の小委員会が、民主党委員の欠席で流会になった。

 小委の委員は14人。野党側の委員6人は出席したが、民主党の委員8人が欠席したため定足数(7人)に足らず、流会になった。
 新藤義孝小委員長(自民)は流会後の記者会見で、各省庁の答弁予定者も欠席したのは民主党側が政府側に指示したためだと指摘。民主党の山井(やまのい)和則国対委員長も政府側に欠席を指示していたことを記者団に認めた。
http://mainichi.jp/select/news/20121012k0000m010112000c.html

あろうことか、山井国対委員長は、「民主党の委員が決まらない中で一方的に強行で開会しようとした」と主張している。
民主党は与党ではないか。
委員が決まっていない、などということを理由に出来ると考えることがおかしい。
ちなみに、山井氏は松下政経塾の7期生だという。

野田内閣は支離滅裂と言わざるを得ない。
マニフェストは履行せず、マニフェストに書かれていないことに政治生命を賭けるとした野田内閣に正統性はない。
もはやこれまで、と国民の信を仰ぐのがせめてもの残された道と知るべきである。

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