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2012年9月10日 (月)

嘆くべきか、嗤うべきか、民自両党党首選の猿芝居

国民新党の松下金融相が自殺したらしい。

 松下忠洋金融担当相(73)が10日午後、東京都江東区内の自宅で首をつった状態で見つかり、病院に運ばれたが、死亡が確認された。警視庁は室内の状況から自殺を図ったとみて調べている。
http://www.47news.jp/CN/201209/CN2012091001001890.html

自殺の理由など、本人にしか分からないから詮索はすまい。
しかし、現職閣僚の自殺とはただ事ではない。
民自両党の党首選の状況に関係はあるのか、ないのか?

野田首相問責決議可決以来、開店休業状態だった国会が閉会したが、民主、自民両党は、国会閉会前からすっかり党首選モードに移行していた。
何ということだろう、消費税増税だけ3党合意で可決し、社会保障も「身を切る改革」も、我関せずといった感じである。
こんな連中を、「選良」というのか?
血税の無駄遣いの典型であろう。

自民党では、急きょ谷垣総裁が、出馬を断念したという。

 自民党の谷垣禎一総裁は10日午前、党本部で緊急に記者会見し、党総裁選(14日告示、26日投開票)への不出馬を明らかにした。谷垣氏は再選出馬を目指す考えを繰り返し示していた。しかし、派閥の実力者らに推された石原伸晃幹事長(55)が反旗を翻す形で立候補に意欲を示したことで劣勢が伝えられており、出馬断念に追い込まれた。
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_509314

谷垣氏の無念はいかばかりかと思うが、所詮修羅場には向いていない人だと思う。
3党合意をした結果自縄自縛的になり、野田不信任案に賛成できなかった時点で、この人の政治生命は終わりだと感じた。
⇒2012年8月 4日 (土):野田内閣不信任決議案可決の条件/花づな列島復興のためのメモ(124)
案の定、支援を求めた古賀元幹事長をはじめ、派閥の長老たちの応援を得られず、不戦敗を選択せざるを得なくなったのである。
谷垣氏の胸中の一端は、次の言葉に表れている。

 この間の党首会談で、近いうちに解散、そして解散をすれば、わが党が政権を必ず取り戻す選挙にしなければならないし、それはまた可能なところまで来ている。あと一歩のところまできている。それを自分自身の手でやりたいという思いも大変私は強く持っていたが、このままで行くと、たくさんの方々が立候補し、今まで党の再生とそして日本のために自民党が働くということでやってきた路線も、あまりたくさんの方が出るとわからなくなってしまう。
 特に執行部の中から2人出るのは良くないだろうと考え、決断した次第だ。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120910/stt12091012480006-n1.htm

ひ弱な人だなあ、というのが実感である。
野党党首は務まっても、総理はムリということだろう。
しかし、立候補を取りざたされている自民党の、石原伸晃幹事長、石破茂前政調会長、町村信孝元官房長官、安倍晋三元首相らで、期待感を呼び起こせるだろうか?
私は、自民党はすでに歴史的役割を終えた政党だと思っているが、民主党の余りの体たらくに、自民党が政権を奪回する可能性はある。
何とも空しいことではあるが。

民主党の方も、何をやっているのだろうか、と思う。
野田総理では選挙を戦えないとして、何人かの「有志」が細野環境相を推した。
一時は細野氏もその気になったようであるが、さすがに留める人がいたのであろう。
細野氏は出馬を見送った。

しかし、そもそも細野氏にその資格があるのか?
環境相として、あるいは原発事故担当相として、なにか積極的な功績を上げたのだろうか?
大飯原発再稼働を決めた関係閣僚の1人であるが、関係閣僚という匿名性を利用して表に出ようとしない。
利口な立ち回りともいえるが、責任を被ることを避けていてリーダー他たり得るのだろうか?
「見てくれがいい」ということで選挙の顔にと考えた民主党の「有志」は、どんな志を持っているのだ。
⇒2012年9月 6日 (木):火事場泥棒的に原子力規制委の人事を行おうとする野田政権/原発事故の真相(46)

結果として、民主党代表選には、首相と赤松広隆元農相、原口一博元総務相、鹿野道彦前農相が立候補した。
勝手にやってくれ、という感じである。
もちろん、勝手にやるのであるが、私は誰が選ばれても「近いうちに」行われるはずの総選挙では、民主党には投票しないであろう。

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