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2012年7月10日 (火)

大津市中学生自殺事件/花づな列島復興のためのメモ(106)/因果関係論(13)

大津市の中学生が昨年10月に自殺をした事件の背景について、さまざまなことが報じられている。

 大津市のマンションで昨年10月、中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、自殺はいじめが原因として、男子生徒の両親が市や同級生らに計約7700万円の損害賠償を求めた訴訟で、男子生徒側が「同級生らに自殺の練習をさせられていた」と主張する書面を提出することが3日、訴訟関係者への取材で分かった。
 訴訟関係者によると、男子生徒の自殺後、学校が生徒に対して行ったアンケート調査で、生徒15人が「(男子生徒は)昼休みに毎日、自殺の練習をさせられていた」などと回答した。
 ほかにも恐喝や金品の要求については13人、万引きの強要については15人が具体的に言及していると指摘。「執拗ないじめは自殺に追い込むのに十分で、いじめ以外に自殺の原因は存在しない」と主張する。
 また、男子生徒側が訴状で「教員らがいじめを見逃した」と主張した点についても、15人が「(男子生徒が)泣きながら学校に電話したと聞いた」「先生も見て見ぬふりだった」などと答えたと述べている。市側は訴状に対する答弁書で「どの教員がいつ、どこでいじめを見逃したのか示されていない」と反論していた。

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20120704000026

「昼休みに毎日、自殺の練習をさせられていた」という証言は衝撃的である。
15人の生徒が回答しているということは、事実としてそういうことがあったとしていいだろう。
それに対し、市側は、遺族に対し「いじめの日時や現場を特定する」よう求めているという。

問われているのは、何か?
学校や市は大きな勘違いをしているのではないか。

学校は自殺直後の昨年10月の記者会見で「うちの方として原因は見当たらない」と述べていたが、翌月、その後に行ったアンケートでいじめがあったことを認めた。しかし、アンケートに「いじめの練習をさせられていた」という回答があったことは発表しなかった。教育委員会は「回答がいずれも伝聞で、事実と確認できなかったため」として、「いじめと自殺の因果関係については判断できない」としている。
http://www.j-cast.com/tv/2012/07/05138237.html?p=all

いじめと自殺の因果関係は、どういうことを立証すればいいのだろうか?
因果関係を把握する場合は、「疑わしい要因は、まず疑ってみる」姿勢を持つのが常識である。
⇒2010年11月10日 (水):いじめと自殺の因果関係
「疑わしい要因は、まず疑ってみる」ならば、数多くの要因があると思われる。
1つの自殺にまでいたる事象の背後に、多数のそれに至らない事象があったであろうことは、ハインリッヒの法則の教えるところである。
⇒2010年11月27日 (土):いじめと自殺の因果関係(続)

「自殺の練習をさせられていた」という回答があったことを発表しなかったのは、「事実と確認できなかったため」であるとするが、なにをもって「事実と確認」するのであろうか?
まさか、教師や教育委員会メンバーが、目撃しなければ「事実と確認できなかった」ということだろうか?

これは、市側は、遺族に対し「いじめの日時や現場を特定する」よう求めていることにも表れている。
いじめにあっていた両親の反発はもっともである。

両親は「学校の内部情報は我々には知り得ない。いつ、どこで、いじめがあったかの証明を求めるのは理不尽だ」と反論している。
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120708-OYO1T00168.htm?from=top

枝葉にこだわり、というよりもイチャモンをつけ、根幹を見失っている(見ないようにしている)学校や教育委員会の姿勢は、原発事故における政府や東電の姿勢と相似である。
事象が単純でないことほど、根幹を見る努力が必要であろう。

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コメント

私は、1970年2月生まれで、大阪府池田市在住です。

私は、 池田市立細河中学校に通っていた時、 小柄だというだけで 、担任の江藤ますみと、複数の部落民である北古江(地名)の奴らに、いじめられていました。

江藤ますみからのいじめは、毎月、席替えがあったのですが、私だけが、教卓の前の席と、決められていて、席替えに、参加させてもらえませんでした。

部落民の奴らからは、毎日、「 小児麻痺 」と言われ続け、筆箱を、何回も壊されました。

私は、小柄ですが、勿論、小児麻痺ではなく、身体にも知的にもなんの障害もありませんし、私の母も、障害児を産む様な、卑劣で冷酷な女性ではありません。

江藤ますみも、 部落民の奴らに 遠慮し、「 小柄なあんたが 悪い 」と言い、全く 、注意もしてくれませんでした。

部落差別とかいうけど、池田市は、全く逆です。

今思えば、私の筆箱を壊した部落民の奴らを、器物破損罪で、刑事告訴して、少年院にぶち込んでいればよかったと、後悔しています。

私を、いじめた部落民の奴らと、席替え差別をして 私を、いじめた部落民の奴らを、全く注意をしなかった、江藤ますみを、一生許せない。

私は、部落民の奴らにいじめられた為、埼玉県狭山市で、女子高生を誘拐して殺した、人殺しの部落民の石川一雄を、一生、真犯人だと、信じることにしました。

私は、一生、部落民を嫌うことで、復讐する。

投稿: 大阪府池田市在住の女性 | 2012年7月11日 (水) 02時10分

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