消費税増税に義と理はあるか?/花づな列島復興のためのメモ(92)
義理という言葉がある。
バレンタインデーに貰うチョコレートを義理チョコなどというような使い方が典型だろうか。
辞書を引くと、以下のような説明がある。
1 物事の正しい筋道。また、人として守るべき正しい道。道理。すじ。「―を通す」「―にはずれた行為」
2 社会生活を営む上で、立場上、また道義として、他人に対して務めたり報いたりしなければならないこと。道義。「―が悪い」「君に礼を言われる―はない」「―をわきまえる」
3 つきあい上しかたなしにする行為。「―で参加する」
4 血族でない者が結ぶ血族と同じ関係。血のつながらない親族関係。「―の母」
5 わけ。意味。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch/0/0na/04748400/
義理チョコは、上記の「3」である。
「2」や「4」の意味でもよく使われると思うが、「1」や「5」のような使い方は、余り見聞しないように思う。
私が浅学だからであろうか。
Wikipedia では以下のような説明がある。
義理(ぎり)とは、本義は物事の正しい道筋。対人関係や社会関係において、守るべき道理。
一般には日本の社会において、社交上、礼儀を以て旨とする行動規範を指す。冠婚葬祭などの場に於いては義理を欠く事の無い様、各地域に合わせた礼節に基づく義理の行為が執り行われる事が多い。これは無用なトラブルを極力避ける手法でもあり、義理をスキルとして昇華する意味を持つ。
一方、本心はやりたくないけれども、仕方なく行わざるを得ない事柄を意味する言葉でもある。 義理チョコなどの語は、こうしたニュアンスが強い。
また、血縁以外の者が、婚姻(縁組)などの儀式を経て、血縁と同等の関係を結ぶこと。配偶者の父母を義父母(義理の父母)と呼ぶなどの用例が、これに当たる。 ここから転じて、ヤクザ社会における義兄弟のような用例もある。
つまり、「1」が本義で、、「2」や「3」などは派生的な意味だということである。
義理を「義*理(*は、たとえば和とか積である)」と考えると、「1」が本義であるということも理解できる。
義は以下のようである。
儒教における義は、儒教の主要な思想であり、五常(仁・義・礼・智・信)のひとつである。正しい行いを守ることであり、人間の欲望を追求する「利」と対立する概念として考えられた(義利の辨)。孟子は羞悪の心が義の端であると説いた。羞悪の心とは、悪を羞じる心のことである。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%A9
理については以下のようである。
理 (り、Lĭ)とは、中国哲学の概念。本来、理は文字自身から、璞(あらたま)を磨いて美しい模様を出すことを意味する。そこから「ととのえる」「おさめる」、あるいは「分ける」「すじ目をつける」といった意味が派生する。もと動詞として使われたが、次に「地理」「肌理(きり)」(はだのきめ)などのように、ひろく事物のすじ目も意味するようになる。それが抽象化され、秩序、理法、道理などの意に使われるようになった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%86
上記からすると、「義*理」で、モノゴトのスジが通った人間としての行い、というようなことになる。
つまり、「1」である。
増税に政治生命を賭けるという総理・党首と、いま増税することには絶対反対であり、場合によっては党から出るという人たちがせめぎ合っている。
どちらに、義や理があるだろうか?
総理は、危機的状況にある財政のためには、増税が不可欠であるという。
しかし、長い不況が続いており、増税は、不況(デフレ)を加速することになると思われる。
政権交代時のマニフェストに書いてあることは、ほとんど実行されていない。
そういう中で、書いていないことに政治生命を賭けるという。
どう考えても説明不足は否めない。
しかし、党を割っても増税に反対票を投ずるを言っているメンバーの人相をみると、何だかなあ、という気持ちを抑えきれない。
まあ、ベストがなければベターを選ぶしかないのだけれど・・・。
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