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2012年5月26日 (土)

霧島リハセンターを退院/闘病記・中間報告(51)

鹿児島大学病院霧島リハビリセンターでの訓練は昨日までで終了し、今日の午前中退院した。
懐かしいわが家に帰ったのは、19時過ぎであった。
4月19日に入院してから約5週間、長いといえば長い期間であったが、過ぎてしまえばアッという間の出来事だったような気がする。

妻も、最初の1週間と最後の2週間は、近くのビジネスホテルに宿泊して、川平法の基礎的な施術法を学んだ。
入院中に結婚記念日を迎えたので、妻も感慨一入だったようである。
結婚以来、2人で共通の目的でこれだけの期間、共同作業(といっても、患者と施術者という立場の違いはあるが)を行ったのは初めてのことである。

効果はどうか?
私には、連続した時間なので、正直なところ大きな変化は感じにくい。
5週間、朝から夕まで真面目に取り組んでも、目に見えるような目覚ましい結果は自覚できない。

石川啄木の『一握の砂』の中に次の歌がる。

はたらけど
はたらけど猶わが生活楽にならざり
ぢっと手を見る

この歌の本歌取り、というかパロディで心境を詠めば、以下のようになろうか。

リハすれど
リハすれど猶わが半身楽にならざり
ぢっと手を見る

しかし、全体に麻痺の状態は改善されていると思う。
昨日、終わりだからということでSTEFによる評価をお願いしてやってもらった。
昨年の10月が13点、4月20日の入院時検査で25点、2週間後も25点、4週間後が32点だった。
昨日は35点だった。期待はもう少し高い所にあったが、5週間で10ポイントアップなので、まあまあか。

もちろん、STEFは機能検査の一部であって、実用的な手の動きの評価とは別ではあるが。
あと2週間、合計2カ月やればまた違うのではないか。
事実、霧島リハセンターでも、今までは再入院コースの一般病棟は2カ月でやっていたが、去年の9月4日のNHKスペシャル「脳がよみがえる~脳卒中・リハビリ革命~」の放映以来、問い合わせ、入院申し込みが殺到し、なるべく多くの人に対応するため、5週間に短縮したのだそうだ。
もっとも集中力を途切れさせないのは5週間程度が限界かも知れない。

もちろん、同番組に登場していた人のように、誰もが劇的に麻痺が治るとは限らない。
というよりも、例外的に著しい効果があったので番組に出たと考えるべきであろう。
じっさい、私と入院時期が重なった人の感想もさまざまである。

入院4日で、今まで動かなかった足が動くようになったという人がいる。
一方で、回復期として入院して6カ月になろうとする人が、はかばかしい回復がみられないのにもう退院しなければならない、といった人もいる。
私のように、一般的な回復期を過ぎた人とも何人か話をしたが、各人各様といった感じである。
症状、リハビリの効果は、当然人により異なる。

しかし、5週間のインテンシブな訓練は、やっただけの効果はあるだろう。
とはいえ、入院中の訓練だけでは限界がある。
退院後いかに継続して訓練できるかが課題である。

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コメント

ともあれ、退院で一区切りですね。
この症状発覚→緊急入院→退院→リハビリ入院にご報告に関しては、身内にも読んでもらっています。
自分のことでも、身内のことでも、僕はおろおろするだけだろうから、この報告読んでおいてなんかの参考にしてね、と言ってあります(笑)

引き続いての、自宅リハビリでの改善を、お祈りしております。

投稿: kimion20002000 | 2012年6月 3日 (日) 18時14分

kimion20002000様

有り難うございます。
入院患者は、異口同音に、「こんな事態は予想していなかった」と言っています。私自身は、自業自得だと割り切っていますが、他人から見ても「なんでこの人が罹病しなければならないのか」と考えさせられる人もいます。
運命といえばそれまでですが、不合理なことです。

投稿: 夢幻亭 | 2012年6月 4日 (月) 21時48分

初めまして。
3年前に左片麻痺になった息子がいる母親です。
「川平法リハビリ」を探していてたどりつきました。
よろしくお願いいたします。
私も去年のNHKのテレビを観ました。
昨年の今頃、鹿児島の病院へ問い合わせをしましたが、「新患は受け付けていない」と言われました。
先週思い切ってまた電話をしたところ「診察は一年先になりますが、予約は受け付けます。」と言われ、動き出そうとしているところです。
夢幻亭さんはいつごろ予約をされて4月からの入院になられたのでしょうか?
差支えありませんでしたら、その流れをお教えいただけませんでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: わたなべ | 2012年9月23日 (日) 19時22分

わたなべ様

ご子息の発症、胸中をお察しします。
鹿児島大学病院には、放映直後から問い合わせが殺到し、現場は混乱に近いようだったようです。
私も、9月の放映直後に、医者の紹介状(所見)や担当OTの所見等を添えて問い合わせをしました。入院は3月以降になるとのことでしたが、諦めないで長期戦を覚悟して待っていましたところ、4月になってから〇〇日から入院可能です、という連絡を貰いました。
私が入院したときも、入院の日時には前後があるようでしたので、当然病院としての判断があるのではないかと思いますが、その辺の事情は分かりません。
川平法を実施している病院等も少しずつ増えているようですので、そちらも探してみることをお薦めします。ただ、川平法といえど、魔法ではないので、基本的には地道なリハビリを続けるしかないな、というのが現時点での感想です。麻痺の原因や部位の微妙な差違があるので、一概には言えないのでしょうが。

投稿: 夢幻亭 | 2012年9月23日 (日) 21時38分

夢幻亭さま
さっそくのご返答をありがとうございます。
去年の時点で、もう少し粘ってみれば良かったのですね。

昨年の9月ごろからいろいろなリハビリがあることを勉強し、今年の3月に慈恵医大の系列の病院で「TMS」治療を受けました。
入院時にはできなかった「ペグ反転」が、一週間目で「できる」ようになりました。
磁気刺激の成果はもちろんですが、「毎日毎日の訓練」の成果も大きいと、本人も申します。

霧島病院のHPにありました、関東や東北地方の病院にも問い合わせてみました。そちらはうまくいけば来年初めには入院できそうではあるようです。
地理的には関東・東北の方が現実的ですが、霧島は「川平先生に直接施術していただける」ことが魅力です。

夢幻亭様は、霧島にこだわらなくても・・・とお考えのようですね。
実際に経験された方の貴重なご意見をありがとうございます。参考にさせていただきます。

どんな新しいリハビリも決して魔法ではないのですよね。
毎日の地道な訓練の積み重ねですよね。

ぢっと手を見ながら
足を引きずりながら

それでも諦めず、少しずつでも良くなるように進んでいきたいと思います。

夢幻様もどうぞご無理なさらずお元気でご活躍ください。

ありがとうございました。

投稿: わたなべ | 2012年9月23日 (日) 22時33分

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