快適な入院生活/闘病記・中間報告(44)
入院して3日目であるが、快適に過ごせそうな予感がする。
来る前はいろいろ不安もあったが、前回の入院の時とは自分自身の状態が違う。
まったく未知の事態に遭遇していた前回とは異なり、基本的には様子が分かっている。ただ、新しい場所ということと、効果の程度が分からないということだ。
それに、前回はインターネット環境がなかった。
もちろん、施設にはあったし、作業療法の一環としてパソコンは用意されていた、
しかし、患者用の利用はスタンドアロンに限定されていた。
この2年数か月の間のICTの進歩もすごいと思う。
ケータイは、スマートフォンが主流になった。
私の同世代はITリテラシーが概して低いこともあって、まだガラケーが圧倒的であるが、年若い知人はほとんどがスマートフォンを利用している。
パソコンも変わった。
タブレットをパソコンに分類するかどうかは分からないが、軽量化、高機能化して、廉価になっている。
通信機能も充実した。
私も小型パソコンを持参してきた。
WiFiとWiMAX機能を備えている。
WiFiは職員は利用しているようだが、患者にパスワードが開放されているのかどうか分からない。
しかし、WiMAXで十分である。
一方で、パソコンが安くなった分、通信コストが高くなったという問題がある。
通信関係の契約を整理して、より合理的な契約体系を考えたいと思うが、契約が複雑でやる気を失う。
まあ、外部との連絡も維持できているので、まったく遠隔地に来ている感じはしない。
入浴についても、初日に「自立」の判定をもらったので、豊富な温泉に毎日入れる。
温泉効果だけでも、麻痺に対する効能がかなりあるのではないか。
もっとも、脳卒中患者には長湯は禁物であるが。
リハビリ施設は、もともと湯治場としても有名な場所だったところが多いようだ。
伊豆にしろ霧島にしろ、昔から湯治で有名である。
霧島に来ることができたということは、休養しろということかも知れない。
食事も、1600kcalに制限され、塩分も6gで薄味なので、それなりであるが、もともと美食家ではないないのでまったく不満はない。
部屋も4人部屋であるが、お互い病人同士なので気になることもない。
個室に入ったら、かえって孤独感で不安になるのではないかと思う。
まあ、病室の相方が重篤患者だと様子は変わってくるだろうが。
というわけで、とりあえず快適に過ごさせて頂いています。
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