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2012年4月17日 (火)

壊れてしまった民主党/花づな列島復興のためのメモ(54)

今に始まったことではないが、ここのところ民主党は変だ。
田中防衛相のお粗末ぶりにはとっくに愛想が尽きている。
⇒2012年4月 6日 (金):大飯原発再稼働というリトマス試験紙/花づな列島復興のためのメモ(48)
⇒2012年4月10日 (火):暴走が止まらない民主党政権/花づな列島復興のためのメモ(50)

今度は、前田国交相が、自身のミスに関し、容認できないような対応ぶりである。

 前田武志国土交通相は17日午前、衆院国土交通委員会に出席し、岐阜県下呂市長選で特定候補の支援を依頼するサイン入りの文書を郵送した問題について「誠に軽率であり、深く反省している。今後この反省の上に立って職務の遂行には慎重を期していく」と述べ、陳謝した上で重ねて辞任を否定した。
・・・・・・
 前田氏は衆院国交委で、文書の作成、郵送について「私は関与していない。私自身も思いも寄らないような内容の文書が、思いも寄らない形で使用された」と関与を強く否定した。11日の衆院国交委では、文書にサインした場所を「議員会館の事務所」としていたが、「国交省の大臣室」と訂正した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120417/plc12041711280010-n1.htm

自ら署名している文書を、「私自身も思いも寄らないような内容」とは?
もちろん「誠に軽率であ」るが、それで済むと思っているのだろうか?
文書作成に関与した前田氏の三好琢政務秘書官は16日付で辞任している。
部下に責任を押しつけて、自分の地位は守ろうということか?

前田武志氏の略歴を、氏のサイトから引用しよう。

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建設省は、例外的に、京大が東大と拮抗していた官庁であり、技官と文官が交互に次官に就任していた。
つまり、前田氏は、型的なエリート官僚だった。
ノブレス・オブリージュという言葉はすでに死語である。
ちなみに、日本語では、しばしば「位高ければ徳高きを要す」などと訳される(Wikipedia)。

また、仙谷政調会長代行の発言も首を傾げたくなるものだ。

 民主党の仙谷由人政調会長代行は16日、名古屋市内で講演し、原発再稼働問題に関連し「止めた場合、経済と生活がどうなるかを考えておかなければ、日本がある意味で集団自殺をするようなことになってしまうのではないか」と発言した。
 発言の前段で「専門家への信頼が回復するまで稼働を止める、あるいは止めた原発を一切動かさないことをせよという話なら、その結論に向けてどうするのか」と指摘。「日本は電力なしに生活できなくなっていることは明らかだ」と述べ、重ねて原発再稼働の必要性を強調した。仙谷氏は党の原発再稼働問題検討の中枢メンバーで、政府の「再稼働路線」を後押ししてきた。

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/04/17/kiji/K20120417003060590.html

仙谷氏は、民主党の重鎮である。
「日本は電力なしに生活できなくなっていることは明らか」である。
日本のみならず、「文明は」といってもいい。
しかし、それを直ちに原発再稼働に結びつけるのは、論理の飛躍というべきだろう。
仙谷氏は枝野経産相と近いといわれている。
大飯原発の再稼働にかんする関係閣僚会議にも出席していたという。

もうすぐ日本の原発の稼働はゼロになる。
われわれは、腹を括って、しばらくは、その状態を続けるしかないのではなかろうか。
原発は、工業社会の遺物(産業遺産)と考えるべきだ。

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